私は今回で2回目のPTAの役員参加になるのですが、1回目は広報委員の下っ端だったので色々ただ作業するだけで、PTAというものがわかっていませんでした。

PTA活動は仕事に支障のない程度に無難にこなせればいいかと思っており、暇な人たちがだらだらと時代に合わない、意味のない活動の踏襲を続けているのだろうと思っていました。
今回学年委員長という学年の代表、まとめ役、先生のサポート役であり、総務委員会とPTA役員と各委員長、学年委員が集まる会議に参加してみて色々と見えたものがあったのでまとめてみたいと思います。今回は1回目です。

地区や学校によってもPTAのあり方は違うと思うので、あくまで地方の公立小学校の1例だと思って参考程度にお読みください。
追記)因みのこのあとパート3あたりからどんどんブラックになっていくので、最後までお読みいただければ幸いです。
ブラックになってきた辺りの話はこちら↓
PTAの学年委員とは何か。どんな仕事をする委員なのか
基本的には学年のまとめ役、先生のサポート、学校主催のイベントを中心になって開催する委員です。
私の学校では、学年懇談会の際のお手伝いや総務委員会への出席、運動会での親子競技の参加、学校主催のイベントの手伝いと主催を行います。

私は仕事を平日行っているため、土日に仕事を行う学年委員を選びましたが、仕事量としては他の委員より多めです。以前引き受けた広報委員の2倍くらいの仕事量はあると思います。
PTAの総務委員会とは何か?誰が出席しているのか?
年に6回程度行われ、校長、PTA担当の教員、PTA役員と学年委員、各委員長と今後のPTAの運営などを定期的に話し合う場となっています。
大体所要時間としては1時間から2時間程度土曜の午前中に行います。
総務委員会に出席して驚いたこと
意外にも男性の出席率が高い
私の感覚が古かったのか、思い込みだったのか男性比率が思いのほか多く、1/3程度は男性でした。
また勝手なイメージで専業主婦や自営業の時間のある方が参加しているイメージでしたが、その逆でどちらかというと仕事をしている方が多いようでした。

もちろん全員が知り合いというわけではないので正確な事はわかりませんが、学童でよく見かける方が多く、引継ぎをしてくださった前年度の方も二人ともフルタイムで働いている方でした。
PTA会長と副会長等メインで仕切ってくださっている方の中には夫の同僚の方もおり、仕事が確実に忙しいだろうことがわかっているサラリーマンの方でした。
かなり内容が濃い話し合いをしていた
これも完全に私の思い込みだったので、失礼な思い込みだったな思って反省した次第なのですが、とても合理的でPTAを変えていこうという意欲にあふれた集まりでした。

女性がわいわい集まってだらだら実のないどうでもいい話をしているイメージだったのですが、男性が多い影響か、とても効率が良く、前向きな意味のある議論が出来ていたことが驚きでした。
どのような話し合いが行われていたか
基本的にはPTAの仕事内容を時代に合わせて減らしていく事、本当に子どもたちにとって意味のあるものにしていこうという話し合いでした。

皆さん仕事の忙しい合間を縫って、心から子供たちの学校生活の為にどうしていったらいいのか、考えており少し感動してしまいました。
ベルマーク活動は今後なくしていってもいいのではないか
ベルマーク活動は以前から私も本当に今の時代に合っているのか疑問だったのですが、今回は集まった人たちの時給換算と時間からどのくらい費用がかかっているか、どのくらいの収益が上がっているかの報告があり、
費用(9万円前後)>収益(6万円前後)
となっている現状を踏まえて今後どうしていくかのアンケートと意見を取りました。

PTAの難しい所は、なんでも決める為にはアンケートを取り、過半数を得ないと決定を行えない点だと思います。
ベルマークってそもそも何のために現在は使われているのか
ベルマークを集めた点数の応じて買えるカタログパンフレットがあり、それを学校に寄付することで学校側の費用を浮かせるのが目的のようです。ただ、現在は以前よりも品ぞろえが悪くなっており色々と問題があるようで…

カタログの載っている物は定価なのでとても高いので沢山買えません。
また、電動のものが欲しくてもリストになくてベルマークのポイントを使うために手動のものを購入せざる負えなかったり…。

先生としてもベルマークはなくしてもいいのではないかと思っているようでした。
既に他の学校ではベルマーク活動をなくしているところが出てきている!?
近隣学校でもベルマーク活動を合理的に考えた結果なくしていることろがパラパラ出てきているようです。
ベルマークをなくせない理由とは?
近くのスーパーや銀行などでベルマークの募集箱が設置してあり、せっせと入れてくださっている地域の方々がいるようで、その方たちの善意はどうしようか…というところもあるようです。

ただ、このような時代になって、費用対効果が合わない現状を考えるとそのためにベルマークを続けるのは如何なものか、単なる自己満足になっているのではないかという気もするので、ここは思い切ってやめる方向に舵が切られることを祈っています。
今回のまとめ
今回は第1回目なので、結論には至っていませんが、とても実のある議論が出来て良かったと思っています。
今後もこのような前向きな議論が進められることを期待しています。
学年委員を半年やって思ったことに関してはこちら↓
以前PTAの仕事がなくならない事に関して考察した記事に関してはこちら↓
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