前回から引き続き、ブラックPTAに関してお届けしています。
トラブルの発端となっている、子供会と地区長の関係に関して詳しく知りたい方は前回記事を参照してください↓
ブラックPTAの始まりに関してはこちら↓
普通の活動を行っていた最初の半年のホワイトPTAに関してはこちら↓
PTA会長から地区長に関しての説明が周知される
地区長がどんな仕事か、学校との関係性、仕事の重さに関して全校生徒にアプリを介して書類配布があり、一応一通りは説明してありました。
相手にとって都合の悪い所は脚色してあるように感じましたが、想定していたよりは正直に載せていただけたと思います。
PTAは任意団体であることを認める
子校PTAは強制入会で、規約のどこにも任意団体である記述もなく、当然入会届なども配備されていません。
こちらのPTAのガイドライン（川崎市PTA連絡協議会作成）でいくと最低ランクのブラック中のブラックのDランクに該当します。
全校生徒に配布された書類の一番最後に申し訳ない程度にPTAは任意団体であることの記載がありました。
最初、教頭はそれすら認めないような雰囲気だったので、それは大きな進歩だと思います。
ただ、予想通り、PTAを脱退することのデメリットの羅列、PTAに入らない人がいるといかに子供たちに不利益があるかの説明がされていました。
子供達のために…！が天下の宝刀のように掲げられ、非常にやめにくい文言の羅列でした。
地区長をPTAに入れることで、関係ない人に無理やりやらせるのがPTA会長の目的です。
PTAやめられたらやらせることができず、困るのでしょう。
地区長選出方法は相変わらずくじ引き！
PTAに地区長を入れたい理由は、PTAのバックグラウンドを利用して、子供会に圧力をかけ、地区長の仕事を減らすこと、時代に合わせた内容に変えさせるのが目的とPTA会長は話していました。
前PTA会長子供会存続の危機の為に皆さまのご協力が必要なのです！
PTAからの派遣という形を取れば、PTA連合会、教育委員会、市議会と連携をとり、市子連の適正化を行うことが出来ると私は考えています！
しかしそれであれば、子供会に所属しているメンバーから地区長選出を継続し、その代わりほかのPTAの仕事を引き受けなくてよくするなどの改善策を設ければよいのでは？と思うのですが、それはできないとの回答でした。
子供会自体今は休会になっている地区もあります（実際に私の地区は休会）し、ほかの地区も半分しか入っていない。
やりたい人が続けるべきで、一番重たい仕事をなぜ子供会に所属していない保護者が担う話になるのでしょうか？？
かばこそんなの、本当の目的はその地区長を子供会以外の人に押し付けることだからに決まっているじゃない。
PTAの執行部が許可さえ出せば、どんな規約でも通る仕組みになっている
PTAの会則なんてろくろくしっかり読んだことはないですよね？
私もそうでした。
地区長のやばさを正直に書いたら、誰も賛成なんてしなくなるのでは？と思っていたので想像以上にきちんと説明していたのでびっくりしました。
それと同時に地区長はもうPTAに入れる前提で、今年度ではなく来年度の選考方法の話も記載してあったので違和感を感じました。
まるでこの決定を下すのは保護者全体ではなく、PTA会長自身の意思次第のように感じました。
てっきり全校生徒のアンケート結果で半数以上が賛成にならないと規約は通らないのでは？と思っていたのですが…
わが校のPTA会則より抜粋↓
第8条-2 総会 総会は会員の3分の1以上（委任状を含む）の出席で成立するものとする。議長が会員の中から選出する。
第15条 本会の会則は、総会において出席者（委任状含むか不明）の過半数の賛成をもって改正することが出来る
この総会というのが曲者で、どこで行われるのかも不明で、基本的には委任状の提出を求められ、白紙投票、委任状の未提出も賛成に含むという注意書きがあります。
実際はPTA執行部の一部のみが集まって（もしかしたら集まってもないかも）委任状の提出要請だけで成立する仕組みになっています。
かばこほとんどPTA会長のやりたい放題になる仕組みになっているから強気だったんですね…。
抽選を引くのは執行部（おそらくPTA会長）
次年度は自薦者がいない場合は新５年生保護者から地区長を抽選予定となっています。
PTA執行部役員の中には新５年生保護者もいるにも関わらず、この決定に皆執行部役員は文句も言わず、涼しい顔をしていたのが不思議でした。
本来であれば、大騒ぎしそうな人たちばかりなのですが、PTAの総務委員会での説明会では不思議なほどPTA会長の決定に賛成していました。
執行部以外のその他メンバーは大騒ぎでしたが…。
かばこ恐らく事前にくじで当てないなどの取引があったのだと思います。
噂でそんな取引があることも聞いたことがあります。
次年度は現PTA会長が地区長を引き受ける？
あまりにも私がギャーギャーいうので黙らせようと思ったのか、下記のように言い出しました。
このことは他のPTA執行部、教頭も知っているようでした。
前PTA会長次年度は私がPTA会長を降りて、地区長を自己推薦で引き受けようと思っているので、心配しなくても大丈夫ですよ。
一瞬すごくいい人に思えたのですが、このPTA会長が次年度地区長を引き受けても変わらない事実があります。
- もう一人子供がいるため、私は3年後（下の子が新5年生の時）地区長に選ばれるリスクがある
- 子供会に入っていない人が地区長をやらされる
- 生活に必死の家庭がこの決定により潰される可能性がある
何度も言っていますが、私は地区長という役職を維持する必要がそもそもないと考えており、このような意味不明な状態でしか存続できない子供会、市子連という組織は既に破綻していると考えています。
やりたい人がやればいい話で、それに価値を感じていない人まで巻き込まないで欲しいです。
どうしたらいい？アドバイスを求めて弁護士に相談！
次年度は現PTA会長が引き受けるという話が出ているため、3年間は様子をみようかとも思っていたのですが、だんだんこのPTA会長に対する不信感が募っていました。
かばこ本当に次年度地区長をひきうけるのだろうか…。
そもそも口約束だし、覆された場合は我が家は即死するわ。
上記のような不安が頭から離れず、抽選が行われた場合はPTAを即時退会できるようにしておこうという結論に達しました。
無料弁護士相談ではなく、弁護士事務所に相談にいった
はじめは市の無料弁護士相談に相談しに行こうと思っていた。
しかし今後もめた場合、お金を払ってでも相談にのってもらえるところが必要だと考え、市内の弁護士事務所に相談しに行きました。
ほかの記事で後述しますが、この直感は正しく、その後もPTAから嫌がらせにあい、何度となくもめることになりました。
PTA退会後に嫌がらせにあって何度も相談に言った記事はこちら↓
因みにPTA関連とわかると儲からないと思われたのか、1件の弁護士事務所からは断られました。
普通の弁護士事務所でも1回目の相談は無料で相談にのってもらえます！
私がたくさんお世話になった弁護士事務所も、想像以上に親身になって相談に乗って下さり、時間もオーバーして応えていただき、申し訳ないくらいでした。
弁護士さんにどんなことを相談した？
PTA退会に関して、学校側から妨害されたり、嫌がらせをうけたり、脅迫されるケースもあります。
若いですが、とても親切で素敵な弁護士さんに1時間近くにわたり相談にのっていただきました。
PTA退会届の確認
相談できる時間は限られているため、事前にこちらからひな形（退会届と受領証）を作成して確認していただきました。
地区長さえやらされなければ退会したいとは思っていないですし、そもそも私自身は子供二人分の任期を終えたため、本来であればPTA退会のような面倒な事はする必要はありません。
そのため、少々回りくどい文面になりました。
弁護士の先生から言われたのは、これを提出する際に、偽造されないように念のため下記3点を行う事をお勧めされました。
- 「検印」をページの見開きに2か所押す
- 原本の写真、コピーを取っておく
- 受領証はなるべく郵送で返してもらう
- ボイスレコーダーもとる
こどもに不利益をださないために！PTA退会届を出すときの交渉の仕方
一番心配だったことは、PTAを退会することで、子供に不利益があること、場合によってはいじめの対象になってしまうことでした。
学校側から卒業式のコサージュを渡さない、登校班に入れない等の脅しを受けて問題になっているケースは聞いています
私自身も色々な書籍を読んで、そのような情報は既に得ていました。
学校（教育委員会）とPTAを切り離すことが問題解決の糸口になります。
具体的に学校とPTAをどのように分けて考えるのか教えていただきました。
登校班に入れないと言われたら
基本的に学校に来る道の安全性の確保のために存在している学校の管轄です。
そのような脅しを受けた例があり、問題となっていますが、全国的にはそのようなケースは少ないです。
そのような脅しを受ける場合は教育委員会を絡ませるべきでしょう。
卒業式に紅白饅頭やコサージュを渡さない
PTA非会員にコサージュを渡さないことはPTA側の自由ですが、卒業式は学校の行事であることを考えると、そもそもコサージュを卒業式に渡すべきではなく、学校以外の別の場所、別の時間帯に渡すべきであると考えられます。
学校という場所で差別を行ってはならない
基本的に学校という場所で差別やいじめを増長する原因となるような活動はそもそも控えるべきです。
そのような行動があった時点で教育委員会、弁護士に相談すべき。
重要ポイントは行事の主催と共催を確認すること。
卒業式は学校が主催でPTAが共催。
この場合は主催側にも責任が及ぶため、対処してもらうことが必要とのことでした。
保護者向けの講演会やフラダンス、PTAがバスをチャーターして社会科見学などを休日に希望者を募っておこなっているものなどは参加できなくなる可能性が高いです。
強引な規約はどの程度有効なのか
このような滅茶苦茶の規約でも有効なのかも確認してみました↓
規約にのっとり、適切に加えられたものである場合、その組織においては有効。
だが、個人的にはとても違和感は感じる。
地区長を任命すること、頼むことは自由だが、それを強制的に行わせることはいかなる場合でもできず、あくまで拒否権は本人にある。
脅しのような手段、不利益を与えた場合は法律により罰せられる可能性がある。
かばこどんな滅茶苦茶でも通ってしまったらその組織においては有効になってしまうのは残念ですね…。
因みにくじ等で決まったものを覆す事はできるが、その間に起きた不利益に対して文句や金銭的な問題が発生する可能性があるため、基本的にはくじ等が行われる前に拒否するのがよいと思います。
黙っていることは受け入れたこと（黙認）と同じになるのでおすすめしません。
弁護士さんに相談したことを伝えてもいいか
無料相談のくせに図々しいかと思いましたが、学校側にハッタリだと思われたくないため、場合によってはお名前を出してもよいのか確認しました。
弁護士に相談したことは言っても構いませんし、名前を出しても構いません。
正式に依頼を受けたわけではないので、依頼した、意見をもらった（弁護士の判断）というのは言ってはいけないことになっているのでよろしくお願いします。
話がこじれてさらなる手段が必要になった場合は？
民事裁判になります。
示談であれば20万程度です。
その場合は資料を取り寄せたり、あいだに入ったりもしてくれます。
訴訟相手はこの場合はPTA会長とPTAになるとのことでした。
PTA会長が変わる場合などは、前任者がやったことなので勘弁してください、となることが多く裁判まで行くケースは稀です。
大体は教育委員会が入ることで解決に向かうことが多いですね。
正式に地区長がPTA役員に追加されました
色々手を尽くして頑張ったのですが、2月に入って、臨時PTA総会が開かれ、案の定PTAの役員に地区長が組み込まれることが決定してしまいました。
PTA会則を読みこみ、ほぼPTA会長が決めさえすれば何でも通ってしまう規約になっていることに気がついてから諦めていましたが…。
その後…いよいよPTA退会届提出へ
長くなったので次回の記事に書こうと思いますが、いよいよ夫婦で相談してPTA退会届を提出することになりましたので、その後の結果も良ければお付き合いください。
PTAブラック編最後の記事はこちら↓
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