薬剤師はみんなどうやって転職先をさがしているの?
薬剤師は転職率の高い仕事です。
30代になってくると、一度も転職したことのない薬剤師をさがすのが困難になってくるぐらい、皆一度は転職を経験しています。
- 転職を検討している薬剤師
- ほかの薬剤師がどのような転職方法を選んでいるか知りたい人
- 転職エージェント以外の方法を検討したい薬剤師
薬剤師の転職、復帰するときにどのように動きますか?
「薬剤師、転職」と検索すると山のように転職サイトが出てきます。
どれがよいのかさっぱりわからず、インターネットの口コミサイトを見ながら何個か絞って登録する人が多いのではないでしょうか。
一番の王道は紹介型の転職サイトに登録すること
いわゆる転職エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが一人ひとりにつき、転職、復職を包括的にサポートしてくれるサービスです。
薬剤師に関する紹介会社は就職先から紹介料をいただくシステムになっています。
そのため転職者は無料で転職活動のサポートを受けられます
医療事務さんは、直接会社に面接してくれないかと交渉したり、新聞の折り込み、転職雑誌をみて転職しているようでした。
私自身が薬キャリという転職エージェントを利用して転職した体験談はこちら↓
求人数が圧倒的なセルワーク薬剤師の関しての記事はこちら↓
たくさんのサイトに登録して比較するのってあり?
実は私、転職は2度目なのですが、一度目はよくわからずに6個くらい何も考えずに登録してしまいました。
とりあえず行動してから考える性格なので…。すみません、ほんと。
転職紹介会社は、ある程度アプローチする薬局の順番が決まっているようです。
そうなると、転職紹介会社の中でもマージンが安い会社から採用したいなと薬局側も思うようで、話を進めていた紹介会社ではない別の紹介会社から、「A薬局が、うちの紹介会社から紹介して欲しいと言っているのでうちに乗り換えてくれないか」と電話がかかってきました。
この時乗り換えるのもありだったのかもしれませんが、本当にA薬局が言っている事なのかもよくわからないし、既に別の紹介会社で色々世話してもらっている最中だったので断るのも悪いかな…と思ったり…と面倒な事になりました。
結果的にエージェントがいっていたことは本当だったようで、後日A薬局から、こちらの紹介会社からではあなたを採用しないといわれました。
同じような転職サイトは2つくらいまでの登録にしておいた方が無難
結論としては、類似した転職サイトの登録は2つくらいに抑えたほうが無難でしょう。
上記の経験を踏まえ、2度目の利用時はその辺はよく考えました。
私は転職サイトの口コミを参考にし、薬キャリとマイナビ薬剤師のみ登録しました。
紹介型転職サイトのメリットとデメリット
少し先に書いたことと重複するのですが、まとめておこうと思います。
- 自分でほとんど動かなくても、色々なところから求人を探してきてくれる。
- 履歴書作成、面接対策まで頼めばサポートしてくれる。(私は履歴書の添削をしていただきました)
- 転職会社によっては、求人に載っていないところにもアプローチし、求人がないか聞いてくれる。
- 転職会社によっては、面接の時に同行してくれる。時給や給料の交渉など、自分では行うのが難しいこともしっかり行ってくれる。
私は転職エージェントの交渉のお蔭で、時給が上がりました。
- とにかく早く就職させたがる。(就職して、就職先から報酬を受け取るシステムになっているため)
- 就職が決まりやすい大手をすすめてくる(特にドラックストアに関しては積極的な傾向あり)。
- 就職サイトによってはその土地に詳しくなく、地元の大手でない薬局の情報がない。
- 病院の就職先は少なめ(求人自体が少ないため仕方がないですが…)。
- 就職する際に、職場の情報や風土などを知りたかったが、そこまではわからないことが多い。
- 直接雇用よりも紹介会社に払うマージン代が高いため、直接雇用できる人がいればそちらが優先される。
紹介型転職サイトはどのような人におすすめ?
ただ、地元の小~中規模薬局、病院は下記のスカウト型や全体網羅型サイトの方が情報があるかもしれません。
スカウトタイプの転職サイトもあります。
先に一番メジャーな紹介型転職サイトのお話をしましたが、他にも ジョブメドレー のようなスカウト型の転職サイトもあります。
どのように利用するかというと、自分の経歴を登録して薬局の人事から直接スカウトを待ったり、薬局の人事担当に直接自分をアピールすることができます。
私も紹介型の転職サイトと併せてこちらも登録していましたが、何件かスカウトをいただきました。
ご縁はありませんでしたが、サイトとしては使いやすかったと思います。
スカウト型の転職サイトのメリット、デメリット
- エージェントから転職先をはやく決めるようにせかされたりしないため、ゆっくりと選ぶことができる
- 非公開求人のようなものはないため、すべての求人を見ることができる
- 就職先が決まった場合は、勤続支援金(4万から10万円程度)がもらえる
- 直接のやり取りになるため、条件交渉がしにくい
- トラブルがあった際もすべて自己責任、自分で処理しなければならない
- 履歴書、職歴書の確認はしてもらえない
ハローワークやさまざまな転職サイトの求人を、全体網羅してくれるサイト
Indeedは薬剤師だけでなく色々な職業の仕事が登録されています。
幅広いサイトを網羅しているため、検索をかけると求人がアップされ、気になる案件を扱っている転職紹介会社やハローワークのサイトへ誘導されるようになっています。
転職紹介サイトではありますが、横断型のサイトでもあるセルワーク薬剤師というサイトもあります。↓
薬剤師会にも求人サイトがあるんです!
各薬剤師会のHP(都道府県ごとにあるため、探してみてください!)に求人サイトがあります。
おわりに
私自身はさまざまなサイトを確認し、求人を探しながら、最終的に薬キャリで転職をおこないました。
ブランクが長く、不安があり、交渉したい条件もあったため私にはあっていたようです。
転職にはさまざまな方法があります。
この記事の情報が役に立てば幸いです。
ほかにもさまざまな職種に転職した薬剤師のことを知りたい人におすすめの書籍はこちら↓
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