薬剤師なのに、英検準1級を30代になってから取ってみた!仕事で役立つ?

私が7年間くらい専業主婦をしていたころ、復帰に当たり何かアピールできるものはないかな…と考えて英検準1級と研修認定薬剤師(オンライン講座を大量に受講)をとりました。

私の英語力は英検準1級程度なので、話せると言ってもネイテイブレベルというわけではなく、旅行なら問題ない程度の英語力です。

TOEICではなく英検にした理由は、TOEICは1年ごとに新しく受験しなければならないらしく、1年以上前の結果は履歴書に書けないと聞いたためです(実際は皆書いているのでは?と今になってみると思いますが…。)

また、英検準1級は2次試験でスピーキングテストがあったため、自分のスピーキング力を試すことができたこと、リスニングに薬局の話がでてきて面白かったので選びました。

アメリカの薬局は電話でのやり取りが多く、リフィルが一般的で郵送が多いのか、そんなやり取りのリスニングが多かったです。

少しは仕事で役に立つのか、就職の際のアピールになったのかについて語ってみようと思います。

この記事がおすすめな人
  • 何か英語の資格を取りたいと思っている薬剤師
  • 英語が薬剤師の職場で役立つのか知りたいと思っている人
目次

薬剤師の英語力はそもそもどのくらいか

薬剤師はどのくらいの英語力があるのでしょうか?

統計をとったわけではないので、私の実力と、私の出会った薬剤師の英語力に関してお伝えします。

薬学部入試時点での英語力

大学入試でほとんどの大学で英語が必須になっているので、ある程度の基礎的な英語の文法知識はある薬剤師がほとんどだと思います。

私のいた大学はそもそもセンター試験の英語は9割くらいはとれないと入れないので、おそらく英検だと2級から良くて準1級程度だと思います。

入学時点で強制的に受けさせられたTOEIC受験では、550点から750点程度に皆収まっていました※無対策で、初回受験です。

他の日本人同様、英語を読むことは出来ても話すことが出来ません

日本の英語教育の問題点と昔からいわれているように、私たちの受験時代は、英語はリーディングとライティングが出来れば点は取れていました。

周りも私も全く英語は話せない状態でした。

薬剤師として働き始めたけれど…

英語力(話せることも含めた)に関しては、就職してからはお互いまったく話題に上がることもなければ、拝見する機会もないので謎です。

2回くらい英語しか話せない外人が薬局に来る機会がありましたが、誰が投薬するかでもめました。

かばこ

少なくとも英語を話すことに自信のある薬剤師はほとんどいないという事になりますね…

因みにこの時なぜか私が投薬に出ることになったのですが、まったく英語が話せず、「You shold study English more!!」と怒られてしまい、とても恥ずかしく悔しかった思いがあります。

かばこ

なぜか何とかなる自信があったのですが、スピーキングは別の訓練が必要だったようでまったく話せず、撃沈してしまいました。

薬局に外人はどのくらい来るの?薬剤師の仕事で英語って必要?

空港近くの薬局ではどうだかわかりませんが、東京の新宿辺りの大学病院前の薬局でも、ほとんど外人は来ません。

来ても基本的な英語が話せる人だったり、そもそも英語圏でなかったり、通訳さんがきちんとついているケースが多いです。

英語しか話せない外人は、東京で働いていたころに2人、地方ではたらき始めてからも2人程度でしょうか。

今後は英語を使う機会はふえる?英検準1級程度の程度の英語力で役に立つ?

近年の観光客の増加で外人が増えてきてはいます(コロナでここ数年は激減ですが…)

しかし調剤薬局ではまだまだ外人と接する機会は少なく、さらに英語に絞ってしまうとあまり使用する機会はないと思います。

殆んどの外人は、観光か短期の仕事で来ています。

中国人を中心に、ドラッグストアには寄っているようですが、病院にかかることなく帰国しているのではないでしょうか。

日本で長くはたらけるようなホワイトカラーの外人は、そもそも頭がよいため、日本語を既に習得している確率も高いです。

英検準1級をとって、少し役に立ちました!

非常に機会は少ないのですが、今の薬局に勤めてから、2人の英語しか話せない外人に対応したことがあります。

一人は疑義照会をおこなわないといけない内容だったため、少し英語が話せたことで、あちらも理由もわからず待たされて不安になることなく、投薬することが出来ました。

かばこ

職場での周りの私を見る目が変わりました。
かっこいいと言われてちょっと鼻が高かったです。

薬局英語が重点的に書いてある本やツールを紹介!

万が一英語が必要になったときのために、備えたい!薬局に置いておきたい!

そんな薬学生や薬剤師のためにおすすめの書籍やツールを紹介します。

薬学生・薬剤師のための英会話ハンドブック

これはかなり役に立ちました。

普通の本には、薬局で頻要する「処方」「疑義照会」「1日3回食後に…」などは出てこないため、少しでもこのような本に目を通しておかないと、とっさに英語がでてきません。

あまり使う機会はありませんが、たまに来る外人に誰でも対応できるように、勤務先の薬局に、私物ですが置いておくようにしています。

Google翻訳アプリがかなり役に立つ

翻訳するのに時間がかかるので話せるに越したことはありません。

しかしどうしても言いたいことが出てこない時、そもそも英語圏の外人でなくて困った場合Google翻訳アプリに頼った方がいいと思います。

そもそも英語圏ですらなくて、片言も通じないパターンがなぜか年に数件あります。

そういったときこそ、Google 翻訳はかなり役に立ちます!

かばこ

Google 翻訳にすらのっていないマイナー言語の場合はお手上げかもしれないですね(涙)

Google Play版Apple Store版があります。

出典:Google Play

薬剤師の就職において英語力はアピールにならないって本当?

もしかしたら再就職時の武器になるかもと思って頑張って英検準1級を取得しました。

薬局で英語力はあまり評価の対象にならない

履歴書の資格欄にさっそく記載してみたのですが、ノーコメントでした。

あまり特にあってもなくても関係ないと言った評価でした

勉強好きなんだね…程度の評価でしょうか。

マイナスではなかったとは思いますが、特にプラスにもなりませんでした。

国立大学出身であること、前歴が大学病院前に勤めていたことの方が興味を持たれたみたいです。

2023.5.27 追記)病院でも評価されなかった

病院に就職の時も、大して評価されませんでした。

国立大学出身であること、総合病院門前に勤務経験があることのほうが目を引いたようです。

かばこ

なぜか、「ITパスポート」のほうが関心をもたれました。

ITパスポートも取得した時の記事はこちら↓

結論)英検準1級は、薬剤師の仕事ではあまり役に立たないです

とても残念な結論なのですが、薬剤師の仕事ではあまり仕事では役には立ちません。

少なくとも収入アップには、全く繋がりません。

薬剤部などで積極的に外国からの留学生を受け入れているケースなどでは役に立つこともあるようです。

英語はスピーキングよりリーディングの方が必要かも!?

薬局では正直、リーディングもまったく使用しないスキルなのですが、大きな大学病院の薬剤部などは積極的に論文を読んだり、論文を書く機会があると思います。

そういったところに勤める可能性がある場合は、英語のリーディング力の方が必要だと思います。

子育てや旅行等日常生活では役に立つ!英語ができて損はない

子育てでは、親が英語を話すことはとても子供に良い影響を与えているようです。

小学生の子どもたちは二人とも英語塾に通わずして、そこそこのリスニング力、リーディング力、発音を維持しています。

小学高学年になってくると、「英語を勉強させたい!」と親が思って積極的に関わっても「お母さんも話せないでしょ」と辛辣に言われてしまうようです。

一応勉強しておいて良かったな…と思いました。

英語育児の取り組みや成果はこちら↓

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次