受けたときに感じた事、会場の様子、ほかのママたち、子どもたちの様子を赤裸々に本音で書いてみたいと思います。
因み受験地は首都圏ではなく、そこまで競争の激しくないほどよい田舎です。
自分たちの時とは色々違っており、いろいろジェネレーションギャップやカルチャーショックを感じました
- 小学生の子どもの英検の受験を考えている親
- 小学生で英検受験の様子を知りたい人
- どのくらい勉強して英検受験をしているのか知りたい人
英検4級は、小学3年生にとって人生ではじめての外部受検
英検自体は2時間程度で終わる試験なので、小学3年生でも十分に受けられる試験だと思います。
しかし一度も外部試験を受けたことがない息子。
マークシートはきちんとずらさずにできるか、鉛筆を落として拾ったりしないか、など色々心配は尽きませんでした。
なぜ小学3年生が英検4級をうけることにしたのか
学校で何故か「英検に合格したんだ!」と友達に自慢してきてしまったためです。
わが息子は基本的にはかなり空気を読み、友達に自慢はしない子なのですが、目立ちたがりな部分があり、時々嘘をつきます。
今回このような、受けてもいない試験を受かったなどと嘘をつくことは本当に良くないこと、騙すことと同じだと伝えました。
本人とよく話し合った結果「嘘をつくくらいなら、きちんと努力して受かってくる」という結論に達しました。
受験もどっちでもいいかなとずっと思っていました。
嘘をつくくらいなら、受けさせて色々本人に考えさせた方がいいと考えました。
小学3年生の息子の英語の実力
幼少期から多読、昨年度からは公文式もやっています。
親の見立てでは英検3級くらいまでは、試験の受け方と少し単語のフォローをすれば、試験に受かるのではないかと思っていました。
公文式での成績と自宅での過去問の得点状況
公文式では現在HⅠ教材(中2相当)、自宅での過去問を解いた際にはどの年度も大体94%(読解、リスニング含む)の得点率でした。
小学3年生の英検4級対策
間違えたところをピックアップするとともに、あっているところも単語があやしいところは本人にわかっているか聞いてみて、わかっていないようであれば、ピックアップして2枚程度の紙にまとめました。
試験1週間くらい前から、間違えたところリストを繰り返し練習して、同じところを間違えないようにしました。
試験対策をするのはナンセンスという考えもあるかと思います。
我が家での今までの英語に対する取り組みと、公文式での勉強歴はこちら↓
英検4級の試験結果はどうだった?
先日(2月9日)に結果が送られてきまして、見事合格でした!
余裕の合格だったので、次回は3級にチャレンジしたいと本人も言っていました。
英語や英語に近い言語は日本語にない音を使っています。
大きくなってきてから習得するのは脳の関係上難しいと聞いていたので、特に重視してやっていました。
英検4級のスピーキングは自由参加
スピーキングは英検4級までは自由参加です。
級の合否には関係ありません。
スピーキングのみで、合否が出て、30日後に結果が送られてきます。※英検4級自体の合否には関係ありません。
実際にオンラインで英検4級のスピーキングテストを受けてみました!
はじめてのスピーキングテストだったため、受け答えに主語が抜けていたり、時間もかなり余ったので結果は微妙ですが、無事にテストは受けることができました。
本人は悔しくて号泣していました。
英検4級の会場の様子
受験会場が中学校でした。
中学校の生徒は別教室や別日に皆で受けていて不在でした。
そもそも英検4級が小学生の受験が多いのかわからなかったのですが、とにかく小学生だらけでびっくりしました。
英検4級の本会場は小学生だらけ
ネットなどでは英検の低年齢化が進んでいるとは聞いていましたが、実際にみるとかなり驚きます。
英検4級は文章問題もかなり出ているため、帰国子女だとしても、国語力に繋がるような読解力がそもそもないと解くのは難しいです。
うしろの席の子も、わが子よりも幼いなと思っていたら、名前を書くときに7歳であることが分かって驚きました。
親御さんも割と早い段階でいなくなってしまったため、親のサポートなしで自分で受験地などを記載して、試験に臨んでいたのですごいなと思いました。
英検4級の会場はほぼ全員母親がついていた!試験直前まで子供のそばを離れない親達
殆どが小学生の為、大体の子供が親同伴で来ており、場合によっては両親揃って来ていました。
子供が心配なのか、試験直前まで子供の隣にぴったりと寄り添っている親が多く、コロナ禍での試験にも関わらずかなり教室が密になっていたのが気になりました。
試験監督が試験用紙を配ったり、受験者の数を数えるのにも、親がたくさんいるため、移動しにくそうで明らかに邪魔になっていました。
息子にとって初めての外部試験のため、本人が「出来れば試験開始前までいて欲しい」と言ったため、私は教室の外で様子を見ていました。
受験地の記載などわからなさそうなところだけサポートしましたが、それ以外は親のサポートは小学校中学年以降であれば不要だと思います。
実際の英検4級の小学生受験率と合格率は?受ける意味はあるの?
英検では、残念ながら2015年以降の合格率のデータは公表されていません。
それ以前のデータだと、年間5万人程度です。
※2010年から2013年くらいまでのデータです。英検のサイトには既にデータが公開されていないため、他ブログのデータを参考にしました。
10年以上前のデータの為、試験を受けた会場の様子からだと、現在はもっと小学生の割合が増えている可能性があります。
公立小の息子の周りで、英検を受験している人はほとんどいない
私自身も子供の頃、中学生になって初めて英検は受けました。
私立小だったため、英語の授業があり、ある程度普通よりは意識の高い教育熱心な家庭だったと思いますが…。
そのため、それが普通かな?と思っていました。
わが家は普通の家庭よりは教育熱心だという自覚があったため、うちの子のように小学生のうちに英検を受けるような家は少数派だろうと思っていました。
今回試験を受けてみて、小学校3年生で英検4級を受けている家庭が、田舎にもかかわらず、たくさんいることに驚きました。
英検4級は小学生に受けさせる意味があるのか
本人の性格にもよるところなので、意味があるかどうかは分かれるところだと思います。
以下のようなタイプであれば、英検自体は良問が多い事、勉強したことがきちんと定着しているかを確認する意味でも、受けてみてもいいのではないかと思います。
- 本人が試験を受けることに抵抗がないタイプ
- 順位や合格などの結果が出ると燃えるタイプ
本人があまり乗り気ではないのに幼い子に単語を積み込み、問題演習をやりまくってまで受けて受ける価値はないと思います。
まとめ
長男は公文式でもトロフィーや賞状、順位がでると俄然燃えるプライド高め、目立ちたがりな性格なため、今回の英検はいい経験になったようです。
本人が納得しているようであれば、小学生の子でも沢山チャレンジしている試験なので、是非受けてみて欲しいと思いました。
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