先日2022年1月23日、初めて息子が英検を受けたときに感じた事、会場の様子、他のママたち、子どもたちの様子を赤裸々に本音で書いてみたいと思います。
因み受験地は首都圏ではなく、そこまで競争の激しくないほどよい田舎です。

自分たちの時とは色々違っていて色々ジェネレーションギャップ?カルチャーショック?だったので、本音で色々書いてみたくなり、記事にしてみました。
小学3年生、人生で初めて外部試験を受けることに
英検自体は2時間程度で終わる試験なので、小学3年生でも十分に受けられる試験だと思うのですが、何しろ一度も外部試験を受けたことがない息子。
マークシートはきちんとずらさずにできるか、鉛筆を落として拾ったりしないか、など色々心配は尽きませんでした。

英検5級はあまりにも簡単なので、本人と相談でスキップすることにしました。
そもそも英検4級を受けることにしたきっかけ
学校で何故か「英検に合格したんだ!」と友達に自慢してきてしまったためです。。
わが息子は基本的にはかなり空気を読み、友達に自慢はしない子なのですが、目立ちたがりな部分があり、時々嘘をつきます。
今回このような、受けてもいない試験を受かったなどと嘘をつくことは本当に良くないこと、騙す事と同じことだと伝え、本人とよく話し合った結果「嘘をつくくらいなら、きちんと努力して受かってくる」という結論に達しました。

英検は早くとっても遅くとっても関係ない、もっと言ってしまえばとっても取らなくてもあまり関係ないので、受験もどっちでもいいかなとずっと思っていました。
嘘をつくくらいなら、受けさせて色々本人に考えさせた方がいいと思いました。
息子の実力
幼少期から多読、昨年度からは公文式もやっているため、親の見立てでは英検3級くらいまでは、試験の受け方と少し単語のフォローをすれば、試験に受かるのではないかと思っていました。
公文式での成績と自宅での過去問の得点状況
公文式では現在HⅠ教材(中2相当)、自宅での過去問を解いた際にはどの年度も大体94%(読解、リスニング含む)の得点率でした。
自宅での英検4級対策
英検は何度も類似問題が出てくるので、わかっていないところ、間違えたところはそのままにしておくととても損です。
間違えたところをピックアップするとともに、あっているところも単語が怪しい所は本人にわかっているか聞いてみて、わかっていないようであれば、ピックアップして2枚程度の紙にまとめました。
試験1週間くらい前から、間違えたところリストを繰り返し練習して、同じところを間違えないようにしました。

試験対策をするのはナンセンスという考えもあるかと思います。
しかし英検は良問が多いので、せっかくお金をはらって試験を受けるのであれば、この際間違えたところは、ここで潰しておきたい気持ちがありました。
我が家での今までの英語に対する取り組みと、公文式での勉強歴はこちら↓


試験結果
先日(2月9日)に結果が送られてきまして、見事合格でした!リスニングが満点だったことが親としても嬉しかったです。
余裕の合格だったので、次回は3級にチャレンジしたいと本人も言っていました。

小さい頃から英語をやっていた一番の目的は、リスニング力を上げる事だったので、とてもうれしいです。
英語や英語に近い言語は日本語にない音を使っているので、大きくなってきてから習得するのは脳の関係上難しいと聞いていたので、特に重視してやっていました。

スピーキングは自由参加
スピーキングは英検4級までは自由参加です。級の合否には関係ありません。
また、合否に関係なく全員が筆記試験結果発表後に受けることが出来ます。
級の合否には関係ありませんが、スピーキングのみで、一応30日後に合否が出ます。
実際にオンラインでスピーキングテストを受けてみました!
予想問題などもないので、やり方やマイクの音量などは大丈夫かなと少し不安になりながらログインしましたが、かなり親切にやり方を教えてくれ、マイクや音量も確認してくれるので問題なく受けることが出来ました。

初めてのスピーキングテストだったので、受け答えに主語が抜けていたり、時間もかなり余ったので結果は??で、無事にテストは受けれましたが、本人は悔しくて号泣していました。
会場の様子
受験会場が中学だったのですが、そこの中学の生徒は別教室で皆で受けているためなのか、そもそも4級が小学生の受験が多いのかわからなかったのですが、とにかく小学生だらけでびっくりしました。
準会場ではなく本会場なためか、小学生だらけ
一番多いのは小学校高学年ですが、わが子のような小学校3年生ぐらいの子も結構いて、驚いたのが5歳前後と思われる子も数名いた事でした。

ネットなどでは英検の低年齢化が進んでいるとは聞いていましたが、本当に5歳くらいの子が受けに来ているのを見ると、かなり驚きます。
英検4級は文章問題も結構出ているので、帰国子女だとしても、国語力に繋がるような読解力がそもそもないと説くのは難しい事、5歳前後の子が、2時間試験にパニックにならずに受けることが出来ることもすごいなと感心しました。
後ろの席の子も、うちの子よりも幼いなと思っていたら、名前を書くときに7歳であることが分かって驚きました。
親御さんも割と早い段階でいなくなってしまったため、親のサポートなしで自分で受験地などを記載して、試験に臨んでいたのですごいなと思いました。
ほぼ全員母親付。試験直前まで子供の傍を離れない親達
殆どが小学生の為、大体の子供が親同伴で来ており、場合によっては両親揃って来ていました。
子供が心配なのか、試験直前まで子供の隣にぴったりと寄り添っている親が多く、コロナ禍での試験にも関わらずかなり教室が密になっていたのが気になりました。
何かサポートすることがある(初めての試験の為受験地の書き方がわからない等)のであればわかるのですが、無言で子供の隣に立ち尽くしたり、座り込む親が多く、入場9時半前後から試験開始前10時20分前後まで片時も離れず寄り添っている姿はちょっと違和感がありました。
試験監督が試験用紙を配ったり、受験者の数を数えるのにも、親が沢山いるので移動しにくそうで明らかに邪魔になっていました。

初めての試験の為、本人が「出来れば試験開始前までいて欲しい」と言ったので、私は教室の外で様子を見ていました。
受験地の記載などわからなさそうなところだけサポートしましたが、それ以外は親のサポートは小学校中学年以降であれば不要だと思います。
実際の英検4級の小学生受験率と合格率は?
英検では、残念ながら2015年以降の合格率のデータは公表されていません。
それ以前のデータだと、年間5万人(2010年から2013年くらいまで。英検のサイトには既にデータが公開されていないため、他ブログのデータを参考にしました。)で、大体英検4級の受験生の10%前後、合格率は62.1%程度のようです。
10年以上前のデータの為、試験を受けた会場の様子からだと、現在はもっと小学生の割合が増えている可能性があります。
公立小の息子の周りで、英検を受験している人はほとんどいない
長男の周りでは英検を受ける人は聞いたことがないそうです。(もしかしたら本人は知らないだけかもしれませんが…)
私自身も子供の頃、中学生になって初めて英検は受けた(私立小だったので英語の授業はあり、ある程度普通よりは意識の高い教育熱心な家庭だったと思いますが…)ので、それが普通かな?と思っていました。
我が家は普通の家庭よりは教育熱心だという自覚があったので、うちの子のように小学生のうちに英検を受けるような家はきっと少数派だろうと思っていました。
今回試験を受けてみて、小学校3年生で英検4級を受けている家庭が、こんなに田舎なのに沢山いることに驚きました。

早くに英検を受けさせることがいいことかどうかはわかりませんが、色々な家庭があるのだな、うちみたいな家庭も結構いるのだ、という事を知れたのは私にとっても良かったと思います。
英検4級は受けさせる意味があるのか
本人の性格にもよるところなので、意味があるかどうかは分かれるところですが、
- 本人が割と試験を受けることに抵抗がない
- 順位や合格などの結果が出ると燃えるタイプ
であれば、英検自体は良問が多い事、勉強したことがきちんと定着しているかを確認する意味でも、受けてみてもいいのではないかと思います。

本人があまり乗り気ではないのに幼い子に単語を積み込み、問題演習をやりまくってまで受けて受かる価値はないと思います。
英検4級自体には資格としてはほとんど価値がないので、完全に自己満足と勉強の定着バロメーターの為に受けるべきだと思います。
次回英検3級を受ける予定の方の過去問集はもうすぐ発売予定
古いのでもいいよ!という方はいいのですが、旺文社の2022年度の過去問集は2022年2月28日発売予定です!
誤って2021年度のを買ってしまうと、早いうちに音声アプリの提供が終了してしまう可能性があるので注意が必要です(因みに4級の2021年の過去問に記載の情報だと、2021年度版過去問のアプリでのリスニングの音声提供は2022年8月で終了します。)
Amazonでは予約販売を開始しています。↓
まとめ
長男は公文式でもトロフィーや賞状、順位がでると俄然燃えるプライド高め、目立ちたがりな性格なので、今回の英検はいい経験になったようで、次回は英検3級に挑戦したいと言い出しました。
本人が納得しているようであれば、小学生の子でも沢山チャレンジしている試験なので、是非受けてみて欲しいと思いました。
コメント