医薬品には医療用医薬品とOTC医薬品の2種類があります。
OTC薬とは、薬局・薬店・ドラッグストアなどで処方せん無しに購入できる医薬品のことです。
英語の「Over The Counter:オーバー・ザ・カウンター」の略で、カウンター越しにお薬を販売するかたちに由来しています。
この記事では、OTC医薬品や漢方を勉強したい薬剤師などの医療従事者や一般の人向けにおすすめの書籍を紹介しています。
すべて実際に読んだ書籍を紹介しています!
おすすめ度は5段階評価で、★~★★★★★までで表現しています。
OTC医薬品を学ぶための書籍一覧
OTC医薬品は医療用医薬品がそのまま一般販売されるようになったスイッチOTCだけでなく、医療用医薬品よりも効能がマイルドな成分のものや、複数種類の成分が組み合わさったもの、漢方薬など、OTC医薬品にしか存在しないオリジナルな薬も数多く販売されています。
そのため、薬局や病院に勤務している薬剤師の場合、医療用医薬品のみの知識だと不足する部分があり、独自に勉強する必要があります。
OTC医薬品の比較と使い分け
おすすめ度★★★★★
医療用医薬品に関する知識がある程度あり、普段はOTC薬とあまり関わりがない薬剤師であれば、この書籍で十分だと思います。
医療用医薬品の知識がない、登録販売者などの場合は、この書籍だと逆に学びにくく感じるかもしれません。
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漢方薬を勉強するための書籍
漢方は医療用医薬品のみならず、OTC医薬品でも販売されており、ほとんどの漢方は市販で手に入れることが可能です。
副作用が少ないというイメージもありますが、実際は重複投与やほかの薬との相互作用、アレルギー反応などの副作用も報告されています。
生薬と漢方薬の事典
おすすめ度★★
かなり専門的な本というよりも事典です。漢方関連の記事を書くときに、検索して使っています。
これだけの情報量の割には、価格が2980円程度とリーズナブルです。
Dr浅岡の本当にわかる漢方薬
おすすめ度★★★★
なぜこの漢方がそのような効能をもっているのか、生薬の構成から類似の薬をまとめてカテゴライズ化して読み解いている本です。
非常にわかりやすくまとまっています。
現場で使える 薬剤師・登録販売者のための漢方相談便利帖
おすすめ度★★★
実際に現場で漢方を選ぶ薬剤師や登録販売者で、どの症状にどの薬を選んだらよいか頭で整理できていない場合に非常に役立つように思いました。
代表的な漢方がまとまっています。
シリーズ化しており、私自身は読んだことがないためこちらでは紹介しませんが、「現場で使える薬剤師・登録販売者のための漢方便利帖 わかる!選べる!漢方薬163」、「「現場で使える薬剤師・登録販売者のための漢方便利帖 症状からチャートで選ぶ漢方薬」などがあります。
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