【心因性視力障害】こどもの目が見えない!いじめの解決と病院への通院

前回からのつづきです。

息子は眼球自体には問題はないものの、毛様体筋の調節がうまくいかないため、レンズの調節がうまくいかず、物を上手に見ることができなくなってしまいました。

心理的な要因が大きいようだったので、学校で起きているトラブルを改善すべく学校側と連携を試みました。

突然子供の目が見えにくくなった日の詳細に関してはこちら↓

この記事がおすすめな人
  • こどもの目が突然見えなくなって戸惑っている人
  • 心因性視力障害で通院中の人
  • 小学校でこどもがいじめにあっている人
目次

いじめの原因と解決策が知りたい!学校への報告と相談

息子はまだ2年生です。

自分の身におきていることを上手に伝えることができませんでした。

先生からの情報と学校の協力なしではいじめの全容を把握し、解決するのは困難です。

わたしははじめに担任の先生に相談に行きました。

小学校でのトラブルの内容の確認

子供の話と先生の話をまとめると起きていたトラブルは以下のようなことでした。

息子は男の子ですが、優しい子で、争いごとが嫌いで強く断ることができない性格です。

友達のいない女の子、AちゃんとBちゃんから遊ぶように命令されて断ることができずに困っていました。

しかもAちゃんとBちゃんは仲がよくありません。

そのため、毎日複数回にわたり息子の取り合いになり、ケンカし、間に挟まれた息子も責められ、次第にいじめに発展していったようです。

このAちゃんとBちゃんの言葉がとてもきつく、自分たちの命令を聞けないと、まるで息子が馬鹿で、残念な存在”であるかのような言葉を投げつけ、「先生にいいつけるよ」とまるで息子の方が悪い事をしているかのよう脅していたのでした。

先生からのAちゃんとBちゃんへ指導がはいる

先生からAちゃん、Bちゃんへの指導が入り、数日は落ち着くのですが、数日たつと元に戻る。

その繰り返しの日々が続きました。

先生の言い方に迫力がないのか、Aちゃん、Bちゃんが子供だから理解力が低いのか、一体どちらなのか…。

先生を信じたい気持ちと、息子が弱っていく姿に怒りを感じる気持ちとがぶつかりながらもついに怒りが勝ってしまいした。

状況が1ヶ月以上経ってもまったく改善しない、むしろ悪化していることに対して問いただすと…

腹痛と吐き気、眠れないと訴え始めた息子の様子を伝え、どういった状況なのか確認を取ったところ…

先生

私も対策もしましたし、指導は何回かしました。
けれど相手も子供なのでなかなか理解できないのです。
仕方ないですよね?何度も言い続けるしかありません。

どうしようもない怒りが沸き上がりました。

100歩譲って子供が理解できないのは仕方がないとして、相手の子どもが理解できるまで息子がサンドバックになり続け、眼が視えなくなっても構わないというこの先生。

まったく解決する気がなく、臭いものに蓋をしようとしていました

Aちゃん、Bちゃんと接触しないように配慮してくれていると思っていが、一緒のグループにしていた

席を離しました、そばに寄らないように声掛けしています。と言っていたので信じていたのですが、蓋を開けてみたら、グループで行う共同制作のグループを同じにしていたのです。

このグループは1学期から決まっており、変える事は出来ないという先生側の主張でした。

共同制作は数か月にわたり1日に何時間もあり、この時間にまたいじめのような状態が悪化していたのでした。

席を離したくらいでは何の効力もなかったのです。

しかし本当に先生が変えられないものなのでしょうか?

法律でもないのに変えられないものなどないはずです。

この時の先生の判断は先生の怠慢でしかないように思えました。

先生は異性とのトラブルだからと軽く見ていた

これはかなり後からわかったことですが、どうも先生は女子2人に囲まれて息子が苦しんでいるのをもてているだけ”と非常に軽視していたのです。

目が視えなくなっているにも関わらず…。

思い出しても腹立たしくてなりません。

クラスの担任が全く頼りにならない時どうしたらいいのか

クラスの担任が全く頼りにならないというのはあり得る事ではありますが、ここまで頼りにならないのは全く想定していなかったので目の前が真っ暗になりました。

もう直接AちゃんとBちゃんの親に連絡をとって二人を抑えてもらうしかないと覚悟を決めたその時…

学童の先生が助けてくれた

最近学童を急に利用しなくなった息子を心配してくれていた学童の先生が声をかけてくれました。

「最近来ないけどどうしたの?最後に少し体調悪いと言っていたので気になって」と声をかけてくれ、相談に乗ってくださいました。

それと同時に私のいじめとの戦い方が非常にまずかったことも指摘されました。

いじめの解決策!子供の変化、訴え、学校とのやり取りを時系列でまとめなさい

Aちゃん、Bちゃんも学童の生徒の為、学童の先生もよく息子も含めた3人の様子をご存知でした。

ただ、学童をだいぶ前から利用しなくなっていたため、現在の状況はあまり把握できていないため、色々その後の経過を説明しました。

学童の先生に言われてとても勉強になったこと

息子は第一子です。

わたしも親として未熟で、学校のことがよくわかっていませんでした。

以下に学童の先生から指摘されたことをまとめました。

①学校でのトラブルにすべて親が出ていくのはおかしいけれど、体調に問題が出ている状態はもう親や学校が解決に乗り込む段階

②相手や先生がいじめではないと言ったとしても本人が”苦しい、いじめだ”と感じたらそれはもういじめ

子供がリラックスしているときに話を聞くようにしなさい

寝る前やお風呂に入っているときなどがおすすめ

お母さんが一番すべきことは、何が起きているのか(学校で出来事、心の中の変化、言われたことなど)をできる限り子供から聞きだすこと

あまりトラブルの起きている児童の親と直接対決をするのはお勧めしない

その方法で解決した例をほとんど見たことがない上に、先生たちもますます動きにくくなるのでやめたほうがよい。

学校とのやりとり、こども同士の出来事、言われたこと、心の変化、親の対応を時系列でまとめなさい

本当にこの言葉にはハッとしました。

最初どのように書けばよいのかわかりませんでしたが、書類で見えるようにまとめ、さまざまな人に共有できるようにすることで解決に向かうだろうという直感がしました。

ほかの事ではよくまとめたり、リストアップするのが大好きな私なのに、この時はパニックと怒りですべて吹き飛んでいました。

素晴らしい方法を提案してくださった学童の先生には今も感謝してもしきれません。

こんな風に書きました。よければ参考にしてください。↓

この方法の利点
  • 視覚に訴えることができる。
  • いつ、誰が、どんなことをしたのか、何がおきているのかを把握しやすい
  • 感情的ではなく、論理的に考えることができる
  • 息子本人も時系列に聞かれることで、できごとを思い出しやすく、話しやすかったとのこと
  • 証拠として残り、プリントやコピーができるため、いくらでも複製できる(学校のみならず場合によっては第三者機関にも提出できる)

学年主任に相談するように言われる

学年主任の先生は担任の先生よりも立場が上です。

学童の先生から、担任で話が通じない場合は学年主任に相談するように言われました

学童の方から学年主任の先生に繋いでいただきました。

かばこ

学童の先生も、担任は頼りにならないと判断したようです。

学年主任に相談した場合でも、学校側が残念な対応をとり、解決に向かわないケースもあるようです。

その場合は別の方法もあるので言って欲しいと言われました。

いじめに関して学年主任に相談する

最初は予想通りというか、先生側の立場を擁護する口調だった学年主任ですが、私が作成した書類をみせると急に態度を変えました。

その後の学校の対応

書類は学年主任だけでなく、教頭にも伝わったようでした

担任にこの書類がそのまま伝わると不必要な感情の悪化を招くので避けていただきましたが、担任に対して必要な対応をとるようにしっかりと指導が入りました。

学年主任ははっきりとは明言しませんでしたが、”こちらの対応に問題があった”と認めるような発言をし、”Aちゃん、Bちゃんとしっかり距離を取れるようにする、適切な対応を行う”と私たちに約束してくださったのです。

その後の学校での様子

Aちゃん、Bちゃんとは席は離されました。

一緒に遊ばないように、可能な限りクラス全員で遊ぶように、先生がかなり配慮してくださいました。

動かす事はできないと言っていた共同制作のグループもあっという間に作り直し、次年度ではAちゃん、Bちゃんとクラスを変えるように配慮するとまで言ってくださいました。

これでやっと少しずつ息子の体調が落ち着き、笑顔が戻ってきたのです。

心因性視力障害による息子の目は治った?

先生が対応を取ってくれてから徐々に、本当に少しずつ回復してきました。

一時は黒板がまったく見えなかった

一時はまったく黒板が見えず、友達のノートを老眼鏡で見ながら写したり、先生に読み上げてもらっていました。

問題が改善に向かってから授業を受けることなど勉強にはほとんど支障がなくなり、一時中断していた公文式等も再開することができるようになりました。

視力検査はなかなか結果が出なかった

視力検査はなかなか結果が出ませんでした。

次の学年になり、落ち着いてくると、大きな病院でしっかりと行う視力検査では少しずつ結果が改善していきました!

全部逆に見えている!?

視能訓練士の下でしっかりと視力検査を行うと、”全て逆に言っているという結果がでました。

どういうことなのかわからなかったのですが、先生曰く子供にはよくあることの様で、心配はいらないとのこと。

逆だろうと何だろうと視力が戻ってきているということを教えてくれました。

いじめ解決から1年近くが経過して

大きな病院には3か月に一度通院していますが、日常生活の視力はほぼ戻りました。

ただ、すこしまだブレが残っているということで定期的に診ていただいています。

日常生活には何の支障もなく、習いことも勉強も遊びも笑顔でこなしています。

さらにそれから2年後…ついに心因性視力障害は完治しました!

学校の視力検査で引っ掛かり続けていたため、半年に1度ほど、通院を続けていました。

5年生の秋、ついに学校での視力検査も改善し始め、ついに通院終了の許可がでました。

ほかのいじめの解決方法

今回は学童の先生と学年主任の先生の助けによっていじめが解決しました。

しかし、学校が協力してくれないことはよくあるようです。

かばこ

X(旧Twitter)では、いじめを学校に隠蔽された、悪化して不登校になったなどの報告があがっています。

市役所の家庭児童相談室では第三者機関として学校側に掛け合ってくれたり、相談に乗ってくれるようです

また、法律家に相談する方法もあるようなので良ければ参考にしてください。

↓この本に詳しく相談する場所や、法律のことも書いてあります。

こども六法

同じように悩んでいる方に…

困っていたとき、神様が導いてくれたかのように色々な人から偶然助けていただいたおかげで、このトラブルが解決の方向に向かったことにとても感謝しています。

この私達の経験が誰かの役に立つことを願っています。

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