FreeStyleリブレ2が発売!血糖値がもっと簡単に測れる?従来型のFreeStyleリブレとの違いも薬剤師が解説します!

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FreeStyleリブレ2が2023年12月に発売、2024年1月から保険適応になりました。

FreeStyleリブレは間歇スキャンCGMとして有名な血糖測定器であり、2014年に欧州で発売されて以来、世界46カ国以上で提供され、36カ国で保険適用され(一部適用を含む)、世界で200万人以上の糖尿病患者に使用されています。

日本においては、2016年5月に製造販売承認を取得し、2017年1月に発売、2017年9月1日から保険適用が開始されました。

FreeStyleリブレ2は従来型のFreeStyleリブレとはどのような点が異なるのでしょうか?

FreeStyleリブレの簡単な説明から、特徴や違い、どこで手に入るのかなども含めて説明します。

かばこ
かばこ

ぜひ最後までご覧ください!

この記事を読んでわかること

  • FreeStyleリブレとは
  • 血糖測定器の簡単な特徴や違い
  • FreeStyleリブレ2と従来型のFreeStyleリブレとの違い
  • どのような場合に保険適応になるのかどうか
  • 市販で購入することは可能かどうか
  • 価格の違い
  1. FreeStyleリブレはどんな血糖測定器なの?
    1. FreeStyleリブレの特徴とは?
    2. FreeStyleリブレにはどんなメリットがあるの?
    3. FreeStyleリブレにはどんなデメリットがあるの?
  2. 血糖測定器の種類とは?
    1. SMBG(Self-Monitoring Blood Glucose)はそのつど血糖値を測定する
    2. FreeStyleリブレもCGM(Continuous Glucose Monitoring)!持続して血糖値を測定する
  3. FreeStyleリブレ2が発売!FreeStyleリブレと何が違う?
    1. FreeStyleリブレとFreeStyleリブレ2の違い
      1. FreeStyleになってここが便利になった!
        1. アラート機能が追加
        2. 測定間隔が短くなった!
        3. スキャンする必要性がなくなった
  4. 血糖測定器は医療機関でしか購入できない?
    1. インスリン、GLP-1受容体作動薬の注射薬が出ている場合は、健康保険適応になる
      1. 糖尿病の飲み薬だけでは保険適応にならない!
    2. SMBGの血糖測定器は薬局などで購入が可能!
    3. FreeStyleリブレ2とFreeStyleリブレは通販でも購入可能!
      1. FreeStyleリブレ(従来型)
        1. スマートフォンをお持ちではない方
        2. スマートフォンなどをお持ちの方
      2. FreeStyleリブレ2(新商品)
        1. スマートフォンをお持ちではない方
        2. スマートフォンをお持ちの方
    4. 血糖測定器は個人で購入しても問題ない?安全?
      1. 廃棄するときだけ注意を
  5. FreeStyleリブレ2とFreeStyleリブレの価格の違いは?
    1. 医療機関でもらう場合は価格は同じ!
    2. 通販で購入する場合は
  6. まとめ

FreeStyleリブレはどんな血糖測定器なの?

FreeStyleリブレ、FreeStyleリブレ2は、専用のセンサーを皮膚(主に腕や腹部)に貼るだけで、皮下の間質液中のグルコース値を持続的に測定記録することができます。

スマートデバイスやパソコンで自分自身で血糖変動(血糖トレンド)を確認することができます。そのため、自分自身の食生活や生活スタイルがどのように血糖に影響を与えているかを把握することが可能です。

下記のようにAGP(Ambulatory Glucose Profile)とよばれる解析方法で、連続して測定・記録された血糖値や間質液中グルコース値を集約し、その傾向を視覚的に把握しやすくしてくれます。

低血糖の早期発見や、食生活や生活スタイルの改善による血糖値の改善効果が報告されており、近年非常に普及が広がっている血糖測定器です。

FreeStyleリブレの特徴とは?

FreeStyleリブレ、FreeStyleリブレ2ともに共通する特徴をまとめました。

  • 測定にインターネット環境は必要なし(設定時のみ必要です)
  • 血糖値の目標値を設定が可能
  • 血糖トレンドがわかる
  • 精度(MARD):9.2%(10%以下はかなり精度が高いといわれている)
  • 較正(ずれ補正):なし
  • データ通信手段:Bluetooth
  • 装着部位:上腕部
  • 耐水性:あり(入浴、シャワー、運動、水泳※も装着したまま行えます)※水深1m最大30分程度まで
  • 交換頻度:14日毎
  • 適応年齢:4歳以上
  • アプリやスマホ対応:あり(FreeStyleリブレLink、リブレLinkUpなどの公式アプリだけでなく、シンクヘルスなどとの連携も可能)
  • ノボペン6やノボペンエコープラスとの連携:あり(FreeStyleリブレLinkを通じて可能)
  • 医療機関との連携:あり(リブレViewなどのアプリを通じて可能)
  • リブレリーダー:あり(FreeStyleリブレ、FreeStyleリブレ2それぞれに対応したリーダーがあります。リーダーを使用することでスマートフォンがない人でも使用することができます)
  • 保険適応:1日1回以上インスリンを使用している人
心の声
心の声

慣れてしまえば使いやすく、腕につけるのでかぶれにくく、付け替え期間も長めのため、人気があります。

FreeStyleリブレにはどんなメリットがあるの?

メリットに関して以下にまとめました。

  • 指先に針を刺すことなく、センサーを皮膚に貼るだけで血糖値が測定できるため、痛みを最小限に抑えられる
  • 睡眠時など、自分では気が付かなかった低血糖を発見することが可能
  • アプリなどを活用すれば、血糖値の情報を病院や家族と共有することが可能
  • 血糖トレンドを知ることができる
  • 血糖の一日の変化をみることで、どの食事を中心とした生活習慣の影響を受けて血糖がどのように変動したのかを知ることが可能
  • その場しのぎではなく、何が血糖に影響を及ぼしているのかを根本から理解することができ、不安がなくなる

FreeStyleリブレにはどんなデメリットがあるの?

デメリットに関して以下にまとめました。

リブレの数値は間質液のグルコース濃度を測定しています。実際の血糖値との乖離を意識するためにも、リブレを使用中も、できればSMBGで定期的に血糖値を確認したほうがよいでしょう。

  • 血液中のグルコース濃度(血糖値)を測定しているわけではなく、間質液中のグルコース濃度を測定しているため、実際の血糖値とタイムラグ(5~10分程度)がある。
  • スマートデバイスのバージョンによっては利用できないケースがある(その場合はリブレリーダーをレンタルもしくは購入となる場合もある)
  • 高齢者の場合、スマートデバイスやアプリの操作が困難な場合がある
  • X線、MRI、CTスキャンの検査を受ける場合は取り外す必要がある

【参考資料】

血糖測定器の種類とは?

そもそも血糖測定器にはどのような種類のものがあるのでしょうか?

FreeStyleリブレとほかの血糖測定器の違いを説明するため、簡単にまとめました。

SMBG(Self-Monitoring Blood Glucose)はそのつど血糖値を測定する

専用の穿刺器具で指先に傷をつけて血液を採取し、そのつど血糖値を測定する自己血糖測定器です。

一番一般的によく知られている自己血糖測定器の種類だと思います。

医療機関で医師から指示を受け、血糖測定の機械をレンタルし、穿刺器具とチップと針のみ医療機関から配布されている方も多いでしょう。

とても歴史も古く、1950年代から開発がすすめられ、現在は測定時間の短縮、測定に必要とされる血液量の少量化、カラー画面表示など様々な進化を遂げています。

現在は10社のメーカーから様々な種類のSMBGが発売されています。

詳しく知りたい方はこちら↓

FreeStyleリブレもCGM(Continuous Glucose Monitoring)!持続して血糖値を測定する

先述したように専用のセンサーを皮膚(主に腕や腹部)に貼るだけで、皮下の間質液中のグルコース値を持続的に測定記録することができる血糖測定器です。

CGMとは異なり、直接血液を測定しているわけではありません。

そのため、血糖値に多少のずれが生じる場合がありますが、1日の血糖変動がグラフでわかりやすく把握できるというメリットがあります。

CGMはさらに、主に病院で医療従事者が臨床検査で使用するプロフェッショナルCGM、血糖自己管理用(自宅で患者さんが使用するタイプ)のパーソナルCGMに分けられます。

パーソナルCGMはさらにリアルタイムCGM(rtCGM)と間歇スキャンCGM(isCGMまたはFGM)にわけられます。

リアルタイムCGMは個人がスキャンすることなく、WifiやBluetoothを通じて常にデータがスマートデバイスに送信されるという特徴があります。

間歇スキャンCGMは一定時間ごとにスマートデバイスでデータを読み込む必要があります。

プロフェッショナルCGMは主に検査などで医療機関で用いるCGMのため、この記事では説明を割愛させていただきます。

かばこ
かばこ

FreeStyleリブレは間歇スキャンCGMで、FreeStyleリブレ2はリアルタイムCGMです。

FreeStyleリブレ2が発売!FreeStyleリブレと何が違う?

それではFreeStyleリブレとFreeStyleリブレ2の違いに関してみていきましょう!

FreeStyleリブレとFreeStyleリブレ2の違い

FreeStyleリブレとFreeStyleリブレ2の違いを以下にまとめました。

測定器名FreeStyleリブレFreeStyleリブレ2
測定器タイプ間歇スキャンCGMリアルタイムCGM
アラート機能なしあり
測定間隔15分毎1分毎
スキャンする必要性ありなし
リブレリーダーとの互換性ありなし
FreeStyleリブレ、FreeStyleリブレ2の資料を基に作成

FreeStyleになってここが便利になった!

便利になった点を詳しく見ていきましょう!

アラート機能が追加

従来型のFreeStyleリブレはアラート機能はありませんでした。

新しく発売したFreeStyleリブレ2は上述の通りアラート機能が搭載されます。ライフスタイルに合わせて設定した値でアラームがなりますし、自分の意思でオン/オフ可能です。

かばこ
かばこ

血糖値が低すぎる場合(60~100mg/dl)、高すぎる場合(120~400mg/dl)、センサーがリアルタイムに通信できなくなっているときなど、アラーム設定できます。

測定間隔が短くなった!

従来型のFreeStyleリブレの場合は15分毎の測定でしたが、FreeStyleリブレ2で1分毎に測定が可能となり、より正確な血糖トレンドを把握することができるようになりました。

スキャンする必要性がなくなった

従来型のFreeStyleリブレの場合は血糖データを読み込むために、スマートフォンやリブレリーダーを8時間以内にセンサーに近づけてスキャンする必要性がありました。

しかしFreeStyleリブレ2はスキャンが不要で、リアルタイムにデータを取得することができます。センサーと離れていてデータが取得できなかった場合は、従来型と同様に8時間以内にスキャンしてデータを取り込むことが可能です。

【参考資料】

血糖測定器は医療機関でしか購入できない?

糖尿病と診断されていなくても、糖尿病予備軍と言われていたり、健康的な生活を送るために血糖の変動が気になる人はいると思います。

血糖測定器は医療機関でしか購入できないのでしょうか?

結論としては手に入ります。

しかし測定器の種類によっては薬局やドラッグストアの店頭でのみ購入できるものと、ネット通販でも手に入るものに分かれます。

どのような場合に健康保険適応になるのかどうかも含めて、詳しく見ていきましょう!

インスリン、GLP-1受容体作動薬の注射薬が出ている場合は、健康保険適応になる

健康保険の適応になる場合は、市販で購入するよりも安く手に入れることが可能です。以下の場合に適応になります。

血糖測定器の種類保険適応になる条件
SMBGインスリンやGLP-1受容体作動薬を利用している
CGM(FreeStyleリブレ等)1日1回でもインスリンを使用している
かばこ
かばこ

ただし、その施設に専門医がいることや、使い方の指導をきちんと行うことなど、条件があります。

糖尿病の飲み薬だけでは保険適応にならない!

糖尿病の飲み薬だけの人でも、血糖値が知りたいという人は沢山いるでしょう。

しかし現在のところ、飲み薬だけでは医療機関で処方してもらうことはできません。

そういった場合は薬局や通販で購入することは可能です。さらに詳しく見ていきましょう!

【参考資料】

SMBGの血糖測定器は薬局などで購入が可能!

SMBGの血糖測定器と針は高度管理医療機器に分類されるため、高度管理医療機器を販売してもよいと許可の出ている店でのみ購入することは可能です。

薬局で許可を得ているところが多いため、購入を希望する場合は、薬局に問い合わせてみましょう!

かばこ
かばこ

SMBGの血糖測定器の本体と針のみであれば、通販でも手に入ります。

センサーチップ(血を吸い取って機械に差し込むチップ)は体外診断用医薬品のため、通販対象外となっています。店頭での扱いのみになっておりますので、注意してください!

SMBGに関して詳しく知りたい方はこちらの記事を参照してください↓

FreeStyleリブレ2とFreeStyleリブレは通販でも購入可能!

FreeStyleリブレ2とFreeStyleリブレも高度管理医療機器に該当するため、SMBG同様に薬局で購入することが可能です。

また、FreeStyleリブレ2とFreeStyleリブレのどちらもチップなどの体外診断用医薬品は購入する必要がなく、通販のみで、購入することが可能です。

使用方法などに関しては、こちらのサイトをご覧ください。アプリの設定方法、センサーのつけ方、図り方などを分かりやすく動画で紹介しています。

FreeStyleリブレを初めてお使いになる患者さんへ

FreeStyleリブレ(従来型)

スマートフォンを持っている人でも、持っていない人でも使用することができます。

スマートフォンをお持ちではない方

スターターキット価格(リブレセンサー1つ、リーダー)で12800円です。オリジナルポーチ付きです。

センサーは14日に一度取り換えになります。

※スマーフォンをお持ちでない方はリーダーが必要になるため、こちらをご購入ください。

スマートフォンなどをお持ちの方

スマートフォンがある方は、センサーとアプリ導入で始められるため、こちらをどうぞ。

1個当たり14日で取り換えになります。こちらの商品は2個セットになります。

14,058円(税込み)です。

※機種によっては使用できない場合があるため、よくご確認の上、ご購入検討をお願いします。

FreeStyleリブレ2(新商品)

スマートフォンを持っている人でも、持っていない人でも使用することができます。

スマートフォンをお持ちではない方

今後通販でも発売になると思いますが、現在では取り扱いのある店を探すことができませんでした。

薬局などで頼んでみてください!

スマートフォンをお持ちの方

税込みで17,599円です。

スマートフォンがある方は、センサーとアプリ導入で始められるため、こちらをどうぞ。

1個当たり14日で取り換えになります。こちらの商品は2個セットになります。

※機種によっては使用できない場合があるため、よくご確認の上、ご購入検討をお願いします。

血糖測定器は個人で購入しても問題ない?安全?

しっかり購入時に説明を受ければ、高齢者でも問題なく使用することができます。

かばこ
かばこ

血糖測定器は高齢者でも理解しやすく、穿刺器具も安全性に配慮されて作られています。

廃棄するときだけ注意を

針を廃棄する際は各自治体の指示に従って捨てるようにしてください。

すでに医療機関にかかっている場合は、廃棄ボックスが用意されていることが多いので、そちらの針用のBoxに捨てるようにしてください。

【参考資料】

FreeStyleリブレ2とFreeStyleリブレの価格の違いは?

FreeStyleリブレとFreeStyleリブレ2の価格はどのくらい違うのでしょうか?

医療機関で保険適応になる場合と、通販などで購入する場合をそれぞれ調べてみました!

医療機関でもらう場合は価格は同じ!

インスリンが1日1回以上処方されている人は医療機関で処方を受けることが可能です。

かばこ
かばこ

2022年3月まではインスリン強化療法をおこなっている人のみ保険適応でしたが、2022年4月より、インスリンを1日1回でも使用している人であれば、保険適応になりました。

その場合は、1カ月当たり12,500円の1~3割負担(すべて同じ費用負担)となっています。

通販で購入する場合は

通販で販売価格を比べてみたところ、FreeStyleリブレ2のほうが少し価格が高いようでした。

※2024.2.6現在の価格です。

測定器名FreeStyleリブレFreeStyleリブレ2
参考市販価格(センサー2個セット)14,058円17,599円

FreeStyleリブレはこちら↓

FreeStyleリブレ2はこちら↓

【参考資料】

まとめ

FreeStyleリブレ2の勉強会が先日、勤務先であったため、特徴をまとめて記事にしてみました。

FreeStyleリブレ2になってから従来型FreeStyleリブレよりもさらに利便性が向上しており、個人的には使いやすそうでおすすめです。

じつは海外ではFreeStyleリブレ3が既に発売されているようで、今後のさらなる発展に期待ですね!

かばこ
かばこ

1セント硬貨2枚分の大きさで、世界最小・最薄のセンサーを搭載、精度も大幅にアップしていると報告されています。

 

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