私には幼稚園年長から公文式に通う二人の子供がいます。上の子は国語、数学、半年前から英語を始めました。下の子は現在国語と算数をやっています。
結構公文式の学費って高いですよね!?できれば子供の無理のない程度に最大限効率よく活用したいと思っているお母さんは多いと思います。
仕事をしながらでも、少しの手間で活用効率がぐっとアップする方法を教えます!
公文式の良さといまいちな点とは?

たぶんネットで調べると色々意見はあると思いますが、私なりに感じるメリットとデメリットを考察してみました。
公文式のよさ
- 宿題が出るので、毎日勉強する習慣が出来る
- 少しずつ段階的に難易度が上がっていくので、どの子でも続けているうちに出来るようになってくる
- 学年を越えてどんどん先に進むことが出来る
- 授業式ではないため、聞いて満足して力がつかないという事がない
- 計算のスピードはものすごく早くなる
- 国語は案外といい推薦図書を題材にしているので、知的な興味の幅が広がる
- 歴史が長く、ノウハウが蓄積されているので、問題が優秀
公文式の良くないところ
- 算数は計算がメインで図形の学習がほとんどない
- 費用が案外高い。
- 週に2回あるので、送り迎えが大変。
- 宿題が毎日出るので、それをやらせるのが大変
- 同じことの繰り返しが多いので飽きてくる時がある
子どもを公文式に通わせようと思ったきっかけ
幼児のドリルは、大人なら誰でも教えられる簡単なものが多いと思います。
私も小学生くらいまでは家で、通信教育などで子供に教えればいいか…と思っていたのですが、上の子が年長になった時に算数の足し算がなかなか習得出来なくて苦戦しました。
足し算は小学校に入ってからでもいいんじゃないかという意見もあるかと思いますが、私は”勉強が得意”という風に子どもに思い込んでほしかったため、せめて10までの足し算くらいは小学校前に出来るようにさせたかったのです。詳しくはこちらの記事もどうぞ↓
どうしても出来ないことが続くとイライラしてしまい、怒ってしまったこともしばしば…。
このままではいけないと原因を色々検索したりして調べて、考えていくうちに、どこで見たのかは覚えていないのですが、気が付いたことがありました。
”幼少期の脳は未発達であり、まだ理解力が十分に育っていない。1+1=2を教えても、理解してそこから応用していくことは出来ない。”
理解力が大人より低いのは当たり前じゃないかと思うと思います。
しかし10回くらい教えたら、1+1=2や5+5=10をいちいち数えなくても、出来るようになるはずと思ってしまう人は多いのではないでしょうか。
それがなかなか出来ないのです。
大人が思う以上に繰り返しを行い、理解の域を超えて瞬間的に出来るところまで繰り返さないと計算は出来るようにならないのだという事を理解するのに時間がかかりました。
つまり、家で計算問題を完全に習得させようと思ったら、かなりの枚数のドリルを毎日こなさなければならないという事に気が付いたのです。
家でドリルをたくさん用意するのはとても大変
本屋さんに行くと山ほどドリルが置いてあるので、これを毎日やればいいのではないかと思います。
ですがそんなに枚数をこなす前に、サクサク難易度が上がってしまう問題集が多いことに気が付きました。
コピーすればいいのかもしれませんが、配置ごと覚えてしまう可能性もあり、あまり意味がありません。
少しずつ難易度が上がっていき、誰でも出来るところまで持っていく公文式
公文式は同じようなレベルの問題を1000問近く用意し、繰り返しやらせることが出来ます。
また、理解度を少しずつ引き上げる工夫が随所に施されています。
やはり自宅では出来ない魅力があると思いました。
公文式は先生におまかせしてはならない!

どこの塾でも学校でもそうだと思いますが、子どもが小さいうちは、やはり親がある程度学習状況を把握していた方がいいと思います。
始めは完全にお任せしていた
基本的に公文式の方針としては、教室で宿題の採点も直しもすべてやるという方針だと思います。
私も最初はそう思っていたので、完全にお任せしていて、どこまで子供が理解出来ているのかを全く把握していませんでした。
気が付いたら9回以上同じところを復習させられていた
子供もあまり文句を言わないタイプなので淡々とやっていたのですが、ふと「なんだかずっと同じところをすっとやっている気がする…」を思って今までの宿題等を見直してみてびっくりしました。
ほとんど間違えていないにも関わらず9回も同じところをやらされていたのです。
公文式は満点を取り続けるまで先に進めない仕組みになっているのか、先生の方針なのか戸惑いました。
ケアレスミスは大人でもあり、ましてや子供では全くなくすという事は難しいと思います。
宿題の解答を見るところ、子どもが理解していないようには思えなかったので、先生の指導力を疑い始めました。
公文式の問い合わせ窓口に直接メールで問い合わせてみた
今回の不満を文書にして、問い合わせ窓口にメールしました。その回答がこちら↓

公文式の希望としては、教室を変える事を考える前に、一度は今の教室の先生と話し合ってみてほしいという事ですね。
教室の先生に文書で希望と不満を提出しました
口頭で言ってしまうと、時間が経つと忘れられる可能性があるため、文書にして希望と不満を提出しました。
この時に気を付けてほしい事は、文句をだらだら書くことではなく、子どもの学習に対するこちらの目標を明確にして伝えるようにすることです。
我が家は中学受験も考慮に入れていた
もちろんあくまで本人の同意が必要なので今はまだ考慮している段階ですが、本人が希望するようであれば中学受験を勧めようと考えていました。
そのため、最大4年生くらいまでしか公文式に通えない可能性がある事、可能な限り先に進ませたいこと、可能であればそれまでに中学生レベルまで到達していきたい希望を伝えました。
色々ある!公文式利用の裏技
先生の言うことには従わないと…!
日本人素直な方が多いのですが、せっかくお金を払っているのですから、できれば最大限利用したいのが本音ですよね?
先生を怒らせずに使える裏ワザなので、ぜひ試してみてください!
裏技)問題の答えを購入して、宿題の直しは家でやってしまう
先生に頼めば答えは購入することが出来ます。しかも大体30円から50円程度で格安です!

私以外に、この裏技を使っている人は見たことありません。
公文式の宿題の採点など面倒だと思うと思いますが、1日5分程度で終わります(二人分なので現在は5教科見ている状態です)
家で宿題だけでなく直しまでやらせるなんて面倒と思うかもしれませんが、意外と子供も問題を覚えている状態なので、時間はかかりません。
間違えた問題量にもよりますが、5分から10分程度では大体終わっています。

宿題は間違えたその場で直した方が、問題を覚えているので効率がよい。
宿題で間違えたものをそのままにしてお教室に行ってやり直しになった時、2,3日前のことなど当たり前ですが子供は覚えていないので、始めから問題を解くのと同じ状態になっています。
これでは考える時間が再度取られるだけでなく、間違えた記憶もあまり頭に残らないため、次回も同じ問題で間違えるというミスを起こしやすくなります。
お教室で直しまでやると帰る時間が遅くなり、疲労がたまる。
更にお教室でやった場合、直しが多いと時間がかかる為、嫌気がさし、帰る時間が遅くなり、疲労がたまり、次の日の学校にも場合によっては影響が出てしまいます。
家に帰って遊ぶ時間も削られる為、子どももストレスが溜まります。
因みにうちの子達は公文式に行った後、帰ってきて1時間くらいゲームをするゆとりもあります。
ゲームが終わった後も絵を描いたり、本を読んだりアイパッドで遊んだりする余裕もあるので、今のスケジュールでキツキツといったわけではありません。スケジュールに関する記事はこちら↓
2023.5 追記)もう一つの裏技! お教室に行くのを、週に1回に変更できる
下の子が、お教室に行くと、お友達と話してししまって集中できない。
更に、最近お教室の子どもの数が増えてきて、先生の採点が遅い為、なかなか公文式が終わらない、などの気になる点が出てきたため、先生に週1に変えられるかどうか聞いてみました。

問題ないですよ!
やり直しをため込んでしまうと、お教室で大変になってしまうので、家でやり直しまでやらせています。
この手間さえ気にならなければ、週に1回の通塾の方が、親も子供も正直楽です。

進みも早くなったし、私の身体も楽になり、子どもの遊ぶ時間も増えました。
お教室でも集中できるように、コンディションを整えてあげましょう
お腹の空腹は眠くならない程度に満たしてあげてから、お教室に行きましょう。
空腹だと脳に糖分がいかなくなるので、少しおやつやジュースなどで糖分を補ってから行かせた方がいいと思います。
特に子供が小さいうちはお腹がすくと一気にやる気がなくなって問題を解く時間が長引きます。
ただ、仕事などで6時過ぎにしか行けないなどの場合は仕方ないかもしれませんが、あまり食べ過ぎてから行くと、今度は眠気で集中できなくなるので注意が必要です。
ある程度の時間になったら、終わっていなくてもお迎えに行きましょう!
我が家はお腹がすいたり、疲れていると結局身につかなくて時間だけが無駄になるという考えなので、小学生の上の子は6時半、年長児の下の子は6時にはどんなに問題が解き終わっていなくてもお迎えに行っています。
その時の子供の様子にもよりますが、家に帰ってご飯を食べればまた復活しそうな感じであれば、持って帰って続きをやらせることもあります。
枚数はいつでも先生に言えばすぐに変えてもらえる。柔軟に枚数を変えよう!
子どもから聞いたところによると、公文式は先生の裁量で2枚から20枚/日まで宿題やお教室でやるプリントの枚数を変えることが出来ます。
一度減らしたものを増やしても構わないし、また減らしても構わないようです。また、枚数の変更を直前に言っても割と柔軟にすぐ変えてくれます。
子供の体力ややる気など様子に合わせて柔軟に枚数を変えていって大丈夫です。
少しずつでも毎日続けることが一番大事!
個人的に公文式の最大の魅力は”毎日勉強する習慣がつくこと”だと思っているので、とりあえずこれが出来ていて、本人が嫌気がささない程度に前に進んでいる達成感を感じられていれば、公文式に通わせている目的はほとんど達成できていると思っています。
わが子のくもんの進歩状況
長々と色々私達親子の公文式での経験を書きましたが、現在の子供の進捗状況です。
上の子(小学3年生)はこの前トロフィーをもらいました
9回も同じところをやらされていて、色々あった上の子も、今年で公文式は4年目に突入しました。
算数を優先的に進ませてほしいという私たちの希望を聞いてくださり、本人も頑張った結果、スタート時は年齢相応だった数学はGに突入(中学生レベル)し、6月ごろトロフィーをいただきました。
国語は少し遅めにやっているため2学年先(FⅠ)で止まっています。
英語は半年前から始めて自宅で英語育児をやっている影響か、Gからスタートし、現在は3学年から4学年先のH(中2相当)をやっています。
学校での成績は断トツのトップクラスです。しかし図形の学習が公文式でないため、学校で習うのが逆に新鮮なようで、学校の授業も軽んじることなくきちんと聞いています。勉強に対して本人なりに出来る自信がついてきているようです。
その後、小4の2月に公文式を終了
最終的に数学はI、国語はH、英語はIまで行き、全ての科目でトロフィーをもらいました。
今は中学受験の塾に通っています。

学校の授業も割とよく聞いているので、どちらの影響かはわかりませんが…。
基礎がしっかりしているので、5年生からの通塾でも、成績をぐんぐん伸ばしており、先生からも驚かれています。
下の子(年長児)
下の子は始めて4か月程度なのでやっと学習することの習慣が出来てきたところです。
はじめはなかなか大変だったのですが、最近では慣れてきて進んで勉強するようになってきました。
国語は3A、算数は2Aをやっています。
くもんを始めてから、文字を書くのが格段に上手になり、手紙をよく書くようになりました。本も読めるようになってきて自分で読むようになってきました。
2023.5)追記現在、小学2年生!
国語がC、算数もC教材で頑張っています。
長男よりは進みが遅いですが、3月生まれの、のんびり屋さんなので、ゆっくり見守っています。

勉強の習慣は良く出来ており、自主的に早起きして勉強したりしています。
学校の勉強も、公文式のお蔭で、問題なくついていけています!
最後に
私の子供の頃の公文式
私自身も小学生の頃、2年間くらい公文式に3教科(英語、算数、国語)通っていました。
当時は繰り返しばかりであまり意味がなかったような、面白くなかった記憶があったのですが、中学生以降に計算力で困ったことがなかったのは、公文式のお陰だと思っています。
国語や英語は私の子供の頃よりも教材が格段に面白く、改善しているように感じました。
少しの手間で効率をあげ、効果も上げることが出来る
- 解答を手に入れ、自宅で宿題の直しを事前に行う
- 送迎が大変だったら、週に1回に変更できる
- 集中力が続くようにサポートする
- 集中力が切れているときは、だらだらやらずに途中で切り上げる思い切りが大切
これら4つを気を付けることで、公文式の費用対効果をかなり上げられるように感じています。
よければ参考にしてください。
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