私自身も医療関係者ですがそんな病気は聞いたことがなかったので戸惑い、どうしていいかわからなくなりました。
心因性視力障害ってどんな病気なのだろか?
改善する病気なのだろうか?
なぜ突然こんな病気になってしまったのだろうか?
わからないことが多くてどうしたらよいのかわかりませんでした。
- こどもの目が突然見えなくなって戸惑っている人
- 心因性視力障害で通院中の人
- 小学校でこどもがいじめにあっている人
ある日の朝突然目がみえにくいと言い出した息子
昨日までは何ということもなく学校に行き、宿題や習いごとをこなしていた息子。
それがある日の朝突然こんなことを言い出しました。
「ママ、ヤクルトの文字が全然見えないよ」
けれど私は朝の準備で忙しかったのもあり、痛みもないようだったため、目やにが入ったのかな?と思い、「そうなの?とにかく学校にいってらっしゃい」と学校に送り出しました。
あとになって考えると、こんな状態で学校に行かせて一人で帰らせたのは非常に危なかったなと思います。
ぶつかったわけでもないのに突然見えなくなるなんて…
学校に行っても目がよくならなかった息子は学校の保健室で視力検査を受けたようでした。
視力検査の結果は”0.01程度しか見えてない”というものでした。
学校から電話があり、眼科にかかったほうがよいとのことで急遽眼科を受診しました。
眼科での視力検査と眼底検査
眼科で視力検査をしてもらったところ、眼球には問題はまったくないから本来は見えるはずだが、視力検査をしてもやはり結果が出ませんでした。
精密検査した方がよいと医師から言われました。
突然のことに理解が追い付かず、夫とパニックになったのを覚えています。
大きな病院を紹介してもらい、精密検査を受ける
大きな病院の眼科で、視能訓練士の下、2時間にも及ぶ詳しい視力検査をしてもらいました。
眼の調節機能もみてもらいました。
念のため脳に損傷がある可能性も否定できないため、CTで脳の検査も受けました。
心因性視力障害という診断名が下る
どんな病気かというと、本来、物をよく見る為にレンズの厚さを調節する作用をもつ毛様体筋が正常に動かなくなり、見ようとするものが見えず、悪化すると痙攣する病気です。
はっきりとした原因はわかっていませんが、心因性のものが多いようです。
問題なのは、見たくないものは見えないが、見たいものは自然と見えているため、周りの理解を得にくいことでした。
実際、夫はなかなか理解ができないようでした。
息子が嘘をついているのではないかと疑っていた時期もありました。
ゲームや下ネタ、アニメはみえている
これがなかなか夫の理解を得られなかった原因なのですが、ゲームなどはとても上手にやっていました。
見えてないなどまるで嘘のようでした。
アニメも見えているのでしょう。
笑いながら見ていました。
医師に診断書を書いてもらうように頼む
心因性視力障害はなかなか親ですら理解できない病気でした。
周りの人に理解と協力をしてもらうため、医師に診断書を書いてもらう必要がありました。
アトロピン点眼薬をつける
息子の眼は調節がうまくできていませんでした。
その調節ができない状態(固定した状態)にしてしまう方法もあるとのことで試すことにしました。
しかしこれも何日かやった後、本人からあまり効果がないのでやめたいとの訴えがありました。
先生からも効果がないようであれば、中止しましょう、この病気は自然に治ることもあるため、様子を見ましょうと言われていたため、やめることになりました。
心因性視力障害の原因の模索と学校への相談
学校側に事情を報告したところ、心当たりがあるとのことでした。
私自身も心当たりがありました。
数か月前から「学校の門が地獄の門に見える」、眠れない、腹痛、吐き気などの症状を頻繁ではないですが、訴えていおり、学校側に報告、相談していたからです。
どうやら学童でも一緒の子が原因のようだったため、学童を使用する頻度を大幅に減らしました。
ただ、息子本人があまり事情を話したがらず、内容を完全に把握できていませんでした。
私が仕事で忙しそうだったこと、親に言いつけたことがわかるともっと事態が悪くなると考えていたようでした
それ以外に心因性視力障害の対策としておこなったこと
原因が学校の問題だけではない可能性もあったため、さまざまな対策をおこないました。
百円ショップで眼鏡を買う
なぜか老眼鏡を付けると見えるようになる気がするという本人の訴えもあり、百円ショップで何種類か老眼鏡を買って持たせました。
ただ、今となって考えると老眼鏡自体があっていたというよりは、息子自身を安心させるはたらきをしていたのかもしれません。
勉強や習い事も無理のない程度にする
何が本人のストレスの原因になっているのか最初の段階ではわからず、塾や習い事も本人の気がのらないものは全て中止しました。
仕事場にも事情を相談する
仕事場にも事情を説明して、学童をあまり使わなくてもいい程度まで仕事量を減らしてもらえるように頼みました。
解雇されてもよい覚悟でお願いしたため、快く事情をくんでくださった職場には本当に感謝してもしきれません。
しかしここから解決までが大変でした
長くなるため次の記事に続きます。
学校側の対応がひどく、なかなか解決に向かわず子供と共に苦しみました。
その時の解決に向かうまでの経過を次回書きたいと思います。
いじめに対してどのように解決していったのかの経過、方法も記載しています。↓
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