私には幼稚園年長から公文式に通う二人の子供がいます(上の子は小4で退会済み)
ふたりとも算数、国語を年長児から開始し、小学2~3年生から英語を開始しました。
公文式の学費はほかの習い事にくらべると高めです。
できれば子供の無理のない程度に最大限効率よく活用したいと思っている親御さんは多いのではないでしょうか?
仕事をしながらでも、少しの手間で活用効率がぐっとアップする方法を教えます!
- 公文式を効率よく利用したい人
- 公文式を学年より先に進ませたい人
- こどもに無理をさせずに公文式を続けさせたい人
公文式のメリットとデメリットとは?
おそらくネットで調べると色々意見はあると思いますが、私なりに感じるメリットとデメリットを考察してみました。
公文式のメリット
- 宿題が出るため、毎日勉強する習慣が出来る
- 少しずつ段階的に難易度が上がっていくため、どの子でも続けているうちにできるようになってくる
- 学年を越えてどんどん先に進むことが出来る
- 授業式ではないため、聞いて満足して力がつかないということがない
- 計算のスピードがものすごくはやくなる
- 国語は推薦図書を題材にしているため、知的な興味の幅が広がる
- 歴史が長く、ノウハウが蓄積されているため、問題が優秀
公文式のデメリット
- 算数は計算がメインのため図形の学習がない
- 費用が高め
- 週に2回あるため、送り迎えが大変。
- 宿題が毎日出るため、それをやらせるのが大変
- 同じことの繰り返しが多いため飽きてくる時がある
公文式に通わせようと思ったきっかけ
幼児のドリルは、大人なら誰でも教えられる簡単なものが多いと思います。
私も小学生くらいまでは家で、通信教育などで子供に教えればいいか…と思っていたのですが、上の子が年長になった時に算数の足し算がなかなか習得出来なくて苦戦しました。
足し算は小学校に入ってからでもいいじゃないかという意見もあるかと思いますが、私は”勉強が得意”という風に子どもに思い込んでほしかったため、せめて10までの足し算くらいは小学校前に出来るようにさせたかったのです。
このままではいけないと原因を色々検索したりして調べて、考えていくうちに、どこで見たのかは覚えていないのですが、気がついたことがありました。
”幼少期の脳は未発達であり、まだ理解力が十分に育っていない。1+1=2を教えても、理解してそこから応用していくことは出来ない。”
理解力が大人より低いのは皆さんわかっていると思います。
しかし10回くらい教えたら、1+1=2や5+5=10をいちいち数えなくても、できるようになるはずと思ってしまう人は多いのではないでしょうか。
大人が思う以上に繰り返しを行い、理解の域を超えて瞬間的にできるところまで繰り返さないと計算は出来るようにならないのだという事を理解するのに時間がかかりました。
つまり、家庭で計算問題を完全に習得させようと思ったら、かなりの枚数のドリルを毎日こなさなければならないということに気が付いたのです。
家庭でドリルをたくさん用意するのはとても大変
本屋さんに行くと山ほどドリルが置いてあるので、これを毎日やればいいのではないかと思います。
ですがそんなに枚数をこなす前に、サクサク難易度が上がってしまう問題集が多いことに気がつきました。
コピーすればいいのかもしれませんが、配置ごと覚えてしまう可能性もあり、あまり意味がありません。
少しずつ難易度が上がっていき、誰でも出来るところまでもっていく公文式
また、理解度を少しずつ引き上げる工夫が随所に施されています。
やはり家庭では出来ない魅力があると思いました。
公文式は先生におまかせしてはならない!
どこの塾でも学校でもそうだと思いますが、子どもが小さいうちは、やはり親がある程度学習状況を把握していたほうがよいと思います。
はじめは公文式の先生におまかせしていた
公文式は、教室で宿題の採点も直しもすべてやるという方針だと思います。
私も最初はそう思っていました。
気が付いたら9回以上同じところを復習させられていた
子供もあまり文句を言わないタイプなので淡々とやっていたのですが、ふと「なんだかずっと同じところをすっとやっている気がする…」を思い、今までの宿題等を見直してみてびっくりしました。
公文式は満点を取り続けるまで先に進めない仕組みになっているのか、先生の方針なのか戸惑いました。
ケアレスミスは大人でもあり、ましてや子供ではまったくなくすということは難しいと思います。
公文式の問い合わせ窓口に直接メールで問い合わせてみた
今回の不満を文書にして、問い合わせ窓口にメールしました。その回答がこちら↓
公文式の希望としては、教室を変えることを考える前に、一度は今の教室の先生と話し合ってみてほしいようでした。
教室の先生に文書で希望と不満を提出しました
口頭で言ってしまうと、時間が経つと忘れられる可能性があるため、文書にして希望と不満を提出しました。
文句はだらだらと書かず、子どもの学習に対するこちらの目標を明確にして伝えました。
我が家は中学受験も考慮に入れていた
我が家は中学受験を考えていました。
そのため、4年生くらいまでしか公文式に通えない可能性があること、可能な限り先に進ませたいこと、できれば中学生レベルまで到達したいという希望を伝えました。
こちらの要望を考慮に入れてくれるようになった
要望を伝えた結果、進度などをかなり気にしてくれるようになりました。
先生の考えも伝えてくれるようになりました。
公文式を上手に利用する裏技!こどもの負担がかなり減る!
先生の言うことには従わないと…!
日本人は素直で真面目な人が多いので、そのように感じる人もいるでしょう。
しかしせっかくお金を払っているのですから、できれば最大限利用したいのが本音ですよね?
先生を怒らせずに使える裏ワザなので、ぜひ試してみてください!
裏技1)問題の答えを購入し、宿題の直しは家庭でおこなう
わたし以外に、この裏技をつかっている人をみたことがありません。
公文式の宿題の採点など面倒だと思うと思いますが、1日5分程度で終わります(二人分なので現在は5教科見ている状態です)
家庭で宿題だけでなく直しまでやらせるなんて面倒と思うかもしれまん。
しかし子供も問題を覚えている状態なので、それほど時間はかかりません。
間違えた問題量にもよりますが、5分から10分程度では大体終わっています。
私は隣に座ってブログを書いたり、本を読んだり、勉強しながら片手間にみています。
宿題は間違えたその場で直した方が、問題を覚えているので効率がよい
宿題で間違えたものをそのままにし、お教室に行ってやり直しになった時の子どもの状態を考えてみましょう。
2、3日前のことなどが子供は覚えていません。
これでは考える時間が再度取られるだけでなく、間違えた記憶もあまり頭に残らないため、次回も同じ問題で間違えるというミスを起こしやすくなります。
お教室で直しまでやると帰る時間が遅くなり、疲労がたまる。
さらにお教室で直しをやった場合、直しが多いと時間がかかります。
直しをやっては先生に採点してもらうのを待ち…を何度も繰り返す場合もあります。
嫌気がさし、帰る時間が遅くなり、疲労がたまり、次の日の学校にも場合によっては影響が出てしまいます。
上の子が言っていましたが、「公文式で3教科続けられた人はほとんどいなかった、みんな挫折していった」
因みにうちの子達は公文式に行った後、帰ってきて1時間くらいゲームをするゆとりもあります。
ゲームが終わった後も絵を描いたり、本を読んだり、タブレットやパソコンで遊んだりする余裕もあるため、今のスケジュールでキツキツといったわけではありません。
スケジュールに関する記事はこちら↓
裏ワザ2) お教室に行くのを、週に1回に変更できる
さらに最近お教室の子どもの数が増えてきて、先生の採点が遅く、なかなか公文式が終わりません。
家庭のほうが集中できるため、先生に週1に変えられるかどうか聞いてみました。
問題ないですよ!
やり直しをため込んでしまうと、お教室で大変になってしまうので、家庭でやり直しまでやらせています。
この手間さえ気にならなければ、週に1回の通塾の方が、親も子供も楽です。
集中できるよう、コンディションを整えてあげよう!
こどもは大人のようにいろいろなことが我慢できません。
少しでも我慢が伸びるようにひと工夫することをおすすめします!
空腹を少し満たしてから教室に行くのがおすすめ!
特に子供が小さいうちはお腹がすくと一気にやる気がなくなって問題を解く時間が長引きます。
たくさん食べてから行くと、今度は眠気で集中できなくなる可能性があるため注意しましょう!
時間になったら、終わっていなくてもお迎えがおすすめ!
我が家はお腹がすいたり、疲れていると結局身につかなくて時間だけが無駄になるという考えのため、小学生の上の子は6時半、年長児の下の子は6時にはどんなに問題が解き終わっていなくてもお迎えに行っています。
実際、この時間を過ぎるまで粘っても、鉛筆をもったままぼーっとしていたり、ほかの子と話していたりします。
子供の様子にもよりますが、家に帰ってご飯を食べればまた復活しそうな感じであれば、持って帰って続きをやらせる場合もあります。
公文式の枚数はいつでも先生に言えばすぐに変えてもらえる!
上の子からの情報やネットでの情報をまとめると、公文式は先生の裁量で2枚から20枚/日まで宿題やお教室でやるプリントの枚数を変えることができるようです。
一度減らしたものを増やしても構わないし、また減らしても構わないようです。
また、枚数の変更を直前に言ってもかなり柔軟にすぐ変えてくれます。
公文式は、少しずつでも毎日続けることが一番大切!
とりあえず勉強する習慣ができ、本人が嫌にならずに先に進んでいるようであれば、公文式に通わせている目的はほとんど達成できていると思っています。
我が家の公文式の進歩状況
私達親子の公文式での経験をここまで書きました。
公文式のおかげで勉強の習慣がつき、自主的に早起きして勉強しています。
学校の勉強も、公文式のおかげで、問題なくついていけています!
現在の公文式での子供の進捗状況を報告します!
上の子(小学6年生)は最終的に3つトロフィーをもらいました
算数を優先的に進ませてほしいという私たちの希望を聞いてくださり、スタート時(年長)は年齢相当だったところから、本人ががんばりました。
数学は進度をはやめていたため、小学3年生でトロフィーをいただきました。
国語は少し遅めにやっていたため、小学4年生でトロフィーをもらいました。
英語は小学3年生からからはじめましたが、自宅で英語育児をやっている影響か、Gからスタートし、小学4年生でⅠ(中3相当)まですすみ、トロフィーをもらいました。
中学受験の模試でも成績上位者に常に名前が載っています。
しかし図形の学習が公文式ではないため、学校の授業も軽んじることなくきちんと聞いています。
小学4年生の2月に公文式を終了!
最終的に数学はI、国語はH、英語はIまで行き、すべての科目でトロフィーをもらいました。
上の子の性格
従順で、まじめです。
宿題は忘れずにきちんとこなすタイプです。
下の子は年長児からはじめて、現在は小学3年生!
はじめはなかなか大変だったのですが、最近では慣れてきて進んで勉強するようになってきました。
年長児には、国語は3A、算数は2Aをやっていました。
公文式を始めてから、文字を書くのが格段に上手になり、手紙をよく書くようになりました。
本も読めるようになってきて自分で読むようになってきました。
小学3年生での進度状況
国語がD、算数はE、英語Gで頑張っています。
英語は4学年先、算数、国語は2学年先に相当します。
長男よりは進みが遅いですが、3月生まれの、のんびり屋さんなので、ゆっくり見守っています。
下の子の性格
すごくマイペースでお話好きです。
まじめで宿題はきちんと出すタイプです。
記憶力はムラがあり、算数などの記号、抽象概念の理解力が低めです。
おわりに
私自身も小学生の頃、2年間くらい公文式に3教科(英語、算数、国語)通っていました。
我が家は親子2代で公文式に通ったことになります。
当時は繰り返しばかりであまり意味がなかったような、面白くなかった記憶があったのですが、中学生以降に計算力で困ったことがなかったのは、公文式のおかげだと思っています。
公文式に関しては賛否両論ありますが、公文式で得た自信や計算力、勉強習慣はいまでも私の財産になっている気がします。
参考になれば幸いです。
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