今年の夏は例年を上回る猛暑が連日続いています。
夏になってから、FreeStyleリブレ2の不具合、剥がれなどの報告が増えた気がします。
当院でもそういったケースで、リブレ2交換対応や相談を受け付けています。
どういったケースで交換対応になるのか、増えている不具合などを簡単にまとめました。
- FreeStyleリブレ2で増えている不具合
- FreeStyleリブレ2で交換したほうがよいケース
- FreeStyleリブレ2で交換対応になるケースとならないケース
- 交換対応になる場合に用意するもの
FreeStyleリブレに関しての基本的な情報などは以下の記事を参考にしてください


リブレ2の交換対応が必要な不具合の種類とメーカー対応の可否

リブレ2の交換が必要な不具合をまとめました。

メーカー交換が可能なものと、不可能なものがあります。
- センサーエラー
- 測定値の異常
- センサー装着時の物理的な問題
センサーエラーとその症状
リブレ2を使用中に発生することのある「センサーエラー」は、交換対応が必要な最も一般的な不具合の一つです。
このエラーは、リブレセンサーが正常に動作せず、測定データが取得できないことを示します。
センサーエラーが起きた際は、再装着やリーダー再起動などを試しても解決しないことがほとんどです。



この場合、速やかに交換手続きを行いましょう!
測定値の異常と注意点
リブレ2を使用していると、実際の血糖値とは異なる測定値が表示されることがあります。
特に注意すべきなのが、血糖値が異常に高く表示されるケースです。これにより、誤った治療判断を下してしまうリスクがあります。
測定値の異常が発生した場合、センサーを交換することで問題が解決することがあります。



ただし、不具合の原因が他にある可能性もありますので、必ずメーカーへ問い合わせを行い、正しい対応方法を確認してください。
リブレセンサー装着時の物理的な問題
リブレ2のセンサーは装着中の物理的な問題によっても不具合が発生することがあります。
例えば、センサーが自然に剥がれてしまったり、外部の衝撃や接触によって損傷するケースです。



畑仕事やスポーツなどの汗によって剥がれるケースが夏に急増しています。
センサーが破損していると正確な測定ができなくなるだけでなく、不快感を伴うこともあります。
物理的な問題が発生した場合は、自分で対処せず迅速にメーカーへ相談し、適切な対応を依頼することをお勧めします。
センサー交換対応可能なケースとは?
リブレ2の不具合に対する交換対応は、特定の条件を満たす場合に行われます。
例えば、センサーエラーが頻発する場合や、測定値の異常が明らかに見られる場合が該当します。また、Bluetooth接続不良や自然剥がれといった問題も、条件次第で交換の対象となります。
以下に当院で報告されたケースや、ネット上で交換可能だったケースをまとめました。↓
- 9日以内の自然な剥がれ
- スキャン可能、数値表示もされるがセンサーエラー頻発する(かつ装着から24時間経っている場合)
- 数値が異常でまともに使えない
- センサーエラーののちに「交換してください」という表示が出た
- Bluetooth接続できず毎回スキャンが必要(かつ装着から24時間経っている場合)
- 汗によるセンサーの剥がれ



ぶつけてエラーが出るようになったケースは対応不可になっています。



数値の不具合や交換指示のエラー以外は基本的に24時間経たないと受け付けていただけないようです。
メーカーに問い合わせる際は、症状や不具合の詳細を正確に報告し、必要なシリアル番号や装着部位の情報を伝えることで、スムーズな対応が期待できます。
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不具合が発生した際の具体的な手順


リブレセンサーにエラーが起きた場合の具体的な手順に関してまとめました。
リブレ2が故障した場合、交換に備えて保管した方がよいもの
リブレ2が交換になった場合にメーカーから聞かれたり、郵送するように言われるものを以下にまとめました。
- センサーのシリアルナンバーや、センサーの有効期限を聞かれる可能性があるため、センサーの箱やセンサーパックの蓋は次回交換時まで取っておくきましょう。
- 交換するセンサーを郵送しなければ交換してもらえない場合があるため、必ず故障したセンサーは保管しましょう。



当院で交換対応する場合は、メーカーに後日輸送するため、必ず故障したセンサーを提出してもらっています。
エラー発生時の確認ポイント
リブレ2を使用中にエラーが発生した場合、まずエラーの内容と原因を特定することが重要です。
センサーエラーの表示内容を確認し、取扱説明書に記載されているトラブルシューティングの手順をチェックしてください。
また、頻繁に表示されるエラーの場合は、センサーの装着位置や取り付けが適切か再確認することが推奨されます。
具体的には、以下のことをまずは試してみましょう!
- Bluetoothのオン/オフの切り替え:一度Bluetoothをオフにしてから再度オンにしてみてください。
- スマートフォンの再起動:スマートフォンの電源を一度切り、再度起動させてみてください。
- 距離の確認:スマートフォンとセンサーが6メートル以内にあることを確認してください。
- 装着部位の確認:皮膚の厚い部分、あまり動かない部位(曲げたり折ったりしない部位)を選んで装着します。傷跡、ほくろ、皮膚のしわ、しこりがある部位は避けてください。
- スマホケースを外す
メーカーへの問い合わせ方法
エラーや不具合が解消しない場合は、アボットジャパンへの問い合わせを行うことが次のステップです。
問い合わせる際は、以下のものを用意するとスムーズに対応してもらえます。
- 症状の詳細:いつから、どのような状態か
- 試した対処法
- 使用中のスマートフォンの情報:機種、OSバージョン
- センサーのシリアル番号および有効期限:箱や蓋に記載あり
- 装着部位
- リブレのソフトウェアのバージョン:アプリ内のメニュー(左上の三本線)をタップ。【このアプリについて】に記載あり
- エラーメッセージのスクリーンショット
- 氏名、電話番号、住所、リブレ処方場所や購入場所
メーカーのカスタマーサポートは、お急ぎの場合はフリーダイヤル(0120-378-055)です。



上述したように、現在繋がりにくくなっているようです。
お時間のある場合は、メール(adc-cs.jp@abbott.com)でも対応しています。


こちらのページも参考になります。
病院で購入した場合は、病院で対応可能な場合も
基本的にはメーカーへ問い合わせするように案内しています。



その場合も、交換時に必要なもの、聞かれることは同じなため、上記を参考に情報をまとめておくとスムーズです。
リブレセンサーの不具合を防ぐには?


不具合が続く場合、装着方法や使用方法に問題があるケースがあります。
以下のことにも注意してリブレ2を装着してみてください。
センサーエラーを予防する装着方法
センサーエラーを未然に防ぐためには、装着方法が適切であることが重要です。
まず、装着前に皮膚をしっかり清潔に保つことが必要です。
また、センサーを正しい手順で装着し、装着部位を触りすぎないように管理しましょう。
日常的なトラブルシューティングのコツ
リブレ2を日常的に使用する中で発生する軽微なトラブルへの対応も重要です。
例えば、データが正確に表示されない場合は、センサーとリーダーの接続状態やBluetoothの設定を確認してください。
また、装着位置を見直すことで改善する場合もあります。
同時に、定期的に公式のサポート情報を確認し、製品の使用方法に更新がないか把握しておくことも役立ちます。
まとめ


この記事では、リブレ2の不具合時に関してまとめました。
- リブレ2が不具合になった場合は、まずはエラー原因を考え、再起動やBlootoothの再起動、センサーと携帯電話の距離(6m以内)を確認する。
- リブレ2が交換になる場合に備え、箱や蓋は捨てないで保管する。
- アボット社のカスタマーサポートセンターに連絡(電話:0120-378-055もしくはメール:adc-cs.jp@abbott.com)で対応を依頼する。
- アボット社がつながらない場合は、処方してもらった病院で対応してもらえる場合がある。
参考になれば幸いです。
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