大人になって社会に出て、なんで学校で教えてくれなかったの?と思った経験はないですか?
沢山あるのですが、知らなかったせいで大きく損しているなと思った知識を、主観でまとめてみました。
勉強する意味や大切さを教えてほしかった
将来安定してお金稼いで幸せな人生を送る為でしょ?いい学歴を獲得するためじゃないの?と思った方も多いかと思います。
確かにその答えも正解だとは思いますし、私もそう信じて努力してきました。
しかし一体これが将来の何の役に立つのだろう?と思いながらした勉強は頭に残らず、受験が終わると忘れてしまうなど、とても残念な事になっています。
大人になって、勉強の大切さを知った
例えば歴史。
大人になってから、歴史は人類の失敗の歴史を学び、そこから活かすための学問だ、「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」ということわざを知って愕然としました。

私は愚者です。歴史はすっかり忘れています。

歴史なんて年号の暗記で、すごくつまらないと思っていたので。
そういう視点で授業を受けていれば、歴史上の人物にもっと親しみがわき、偉人達が行った業績にももっと関心が持てていただろうし、もっと歴史から吸収するものがあったのではと悔やまれてなりません。
例えば国語。
漢字以外は、何故やらないといけないのかがよくわからなかったのですが、大人になってから、論理的な思考を身につける為、豊かな語彙は深く思考するために不可欠であることを知りました。

大学受験で、国語は感情を交えて読むな。と言われていた意味がやっとわかりました。

タモリ俱楽部で、センター試験問題に出題された物語文の作者が、センター試験の問題解けてなかったのには笑ったけどね。

感情じゃなくて、論理的な答えが国語の正解だからね。
勉強する意味を教えてくれた本
君たちはどう生きるか
勉強する意義に関して教えてくれていて、大人になって読んで本当にいい本だと思いました。
特に印象に残ったのは、「人類にとって役立ち、尊敬される発見は、人類初の発見でなければならないこと、そんな発見をするためには、現在の学問は全て学び終え、探求心をわすれてはならない」といったセリフでした。

たしかコぺル君の叔父さんが言ったんだよね。
知識が十分ない状態で一生懸命考えても、他の人が既にやっている事だと意味がないんだ…。だからまずは先人の知恵を学び、そこから発展させていかないといけないのか。と腑に落ちたのを覚えています。

今の時代に、土から土器作れるようになっても、すごいけど誰も買ってくれないし、意味ないスキルだよねってこと。時代が進んでいる以上、その時代なりの知識をまずは習得しないといけない。
中学生くらいで読んでいたら…と悔やまれます。宮崎駿監督が映画化する話がでているようです。
勉強方法に関してもっと早く教えてほしかった
学生だった頃はインターネットもこんなに普及せず、色々な情報が出回らない時代でした。
勉強法と言えば身近な友達のやり方をこっそりまねたり、試行錯誤でやるしかありませんでした。
大人になってドラゴン桜をみて、想像以上にいい漫画だったんだとびっくりしました。
本格的勉強の始める中学生くらいでこの本を読んでいればもう少し効率よく勉強できていたかもと思いました。
個人的にはドラゴン桜2よりもドラゴン桜の方がおすすめです。
ドラゴン桜
ドラゴン桜 公式ガイドブック 東大へ行こう!
全巻をしっかり読んだ方がいいですが、そんな時間はないとか、そもそも漫画はあまり好きではない人はガイドブックでも大体のエッセンスはつかめます。成績が伸び悩んでいるお子さんをお持ちの方は騙されたと思って一度読んでみてください。
法律に関して
いじめ防止対策推進法という、いじめに関する法律がある事はご存知でしょうか。

わが子が学校問題で苦しんでいるときに、こんな法律があることを知っていれば、もっと問題が悪化する前に学校側に対して対策を申し出ることが出来たのに。
もっと堂々と学校側に訴えることが出来たのに。
子供にも主張していい権利なのだと伝えられたのにと思いました。
こども六法
子どもでも読みやすく、子どもに関する法律が中心にまとめてあります。
情報化社会で子供は小さい頃からインターネットに触れる機会が増えています。
そんなときにこれはやってはいけないこと、ここまではやってもいい事を伝える為にも非常にためになる本です。
大人の私が読んでも知らないことが多く、とても勉強になりました。
子供が学校トラブルで苦しんでいた時の記事はこちら↓
経済に関して
今の高齢者の様に、私たちは年金をもらえないことは、既にほとんどの人が気が付いています。
子供たちの代は、もっとそれが加速しているでしょう。
そう考えると、今の子供たちは、投資も含めた経済のことも学ばないといけないと思います。

学校ではほとんど教えてくれないと思います。
投資って本当に怖いものでしょうか?
NisaやiDeCoってどんな商品、制度なのかご存知ですか?
NisaとiDeCoはご存知でしょうか?

なんとなく知ってはいるけど、面倒でやっていない人が多いように思います
国が作っている制度で、どちらも税金がかからない投資の枠のことです。

もう年金は国が出せないから、投資でなんとかしてね!という制度です。
それぞれ投資できる額に上限があります。
普通は投資を行った際にその儲けに対して税金がかかるのですが、この枠を利用している儲けに関しては税金がかからず、全て自分の儲けにすることができます。
さらに掛金が全額所得控除の対象となり、所得税と住民税の節税効果が得られます。非常にお得な制度です。

私も3年前からやってます!
NisaとiDeCoの違いとは?
詳細はこちらのサイトを参照してください⇒(金融庁のNisaに関する情報サイト、Idecoの公式サイト、いろはに投資(比較サイト))
簡単に言いますと、
Nisa:積立Nisaの場合は20年(年間40万まで。合計800万まで)まで投資でき、途中で引き出すこともできます。

一般のNisaもあります!こちらは最長5年で、120万/年投資できます。
iDeCo:名前は違いますが、大手企業が行っている確定拠出年金と同じ内容なので、年金の足りない分を投資で儲けて補って欲しいという国の思惑があり、原則60歳まで引きだす事が出来ません。

確定拠出年金を既にやっている方は、それ以上iDeCoには入れないこともあります。

iDeCoは主に自営の人や、確定拠出年金がない中小企業の人、パートタイマーなどが年金対策に行っています。
Nisa利用率は13%程度と言われており、利用率は高くありません。
投資は怖い、貯金が一番!そう思っている日本人は多いと思います。私もそうで、投資に興味などありませんでした。
このように思ってしまう日本人が多いのは、学校教育で全く経済を学ばないからと、思い込みによる影響がかなりあると思います。
年金は雀の涙、給料は減額、貯金しても預金金利は0.001%
昔は預金金利が高かっため、貯金がすごく良い資産形成の手段だったのだと思いますが、今の日本の銀行の金利は低すぎ、貯金は増える事はありません。
長期分散投資は、かなりリスクが低い投資法です
長期分散投資をご存知でしょうか?
30年などの長期間少しずつ投資し、様々な銘柄に投資することで、時間と投資先を分散させ、リスクを減少させる投資法です。
アメリカ経済や世界経済など、経済規模が広がっているところに投資すれば、ほぼ間違いなく増えていくと言われています。

NisaやiDeCoもそうです。日本経済に投資しても、残念ながら増えません。

半信半疑で日本にも投資していましたが、本当に減っていくばかりだったので、今は完全に世界型とアメリカ型に投資しています。
もちろん投資である為、全くリスクがないわけではないですが、実際に3年間やってみて、かなりリスクの低い投資法である事は間違いないと思います。

Nisa、iDeCo、WealthNaviのロボで長期分散投資してますが、今のところ全てプラスです。
150万位投資してますが、20万位プラスになっています。
やらないと損かなと思うほどなので、子どもにも是非伝えたいと思う知識の一つです。
興味のある方に、大人向けのお勧めの本を2冊紹介します。

初心者でもわかりやすく、読むとワクワクします
金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
<アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書 FINANCIAL LITERACY FOR MIKKENNIALS
長期で投資するため、早く始める事、若いうちから始めることが必要です
リスクを分散させるために時間をかける為、若いうちから始める必要があり、じっくりと育てる必要があります。
そのため、金利の高い長期貯金のようなイメージです。
子どもにお勧めの経済の本
子どもにはもう少し早く経済に関心をもってもらいたいため、こちらの本を一緒に読んでみました。
とてもわかりやすく、入門書にはぴったりだと思います。
10歳から知っておきたいお金の心得

2022年4月から高校の家庭科で投資に関する授業が始まるようです。
現場はまだかなり困惑しているようで、まともな授業が行われるかどうかは…?
国のサービスや保障制度、地方自治体のサービスに関してもっと知りたかった
年金制度や医療保険制度、高額医療保障制度、介護保険制度など大人になって知る国のサービスが山ほどあります。時間が経過してから、サービスがあったことを知るパターンすらありました。
行政サービスは、自分から探しに行かないと知ることがないものが多い
市報などをよく見ている人は知っているのかもしれませんが、民間のサービスと異なり、国から丁寧に教えてくれたりはしないため、自分で調べる必要があります。
例えばこんな公的サービスが医療に関してはあります
- 難病指定を受けた場合は公費の対象になり、公費対象の医療費は通院費、薬剤費ともに無料になります。
- 高額な医療費の場合は所得に応じて市役所等で申請すると高額医療費制度というものがあり、一定額以上は払わなくてよくなります。

一時的に支払っても、後から請求すれば返ってきます。
この制度をあまり知らずに民間の医療保険に沢山入っている方、もしかしたらあまり必要ない可能性があります。
私は仕事を通じてこの制度を知り、途中で医療保険を整理しました
いじめで学校が動いてくれないとき、市役所の中で乗り込んでくれる場所がある
もっと早くに知っていたら、心強かったのにと思いました。
問題が解決してからこのような場所もあるよと学童の先生に紹介していただきました。
市によって名称が異なるようですが、こども政策課家庭児童指導室のような名称がついていることが多いようです。
児童相談所と関連のある部署ですが、軽い子供の不調から、いじめ問題まで、幅広く相談に乗り、解決策を一緒に考えてくれます。

こどもSOSのような相談窓口も、結局こちらに繋がっているようです。
学校側が全然相談に乗ってくれず、解決に繋がらない場合、第三者に乗り込んでもらうことも大切だと思います。
この部署では、問題の起きた学校に事情を聴きに行ったり、先生との間に入ってくれたりもするようです。
こどもが学校トラブルで苦しんでいた時の記事はこちら↓
性に関する知識が乏しすぎる
日本は避妊後進国です。
正しい避妊法の周知も十分にされず、緊急避妊薬が産婦人科を受診しなければ手に入らないようになっています。他の国では既にドラッグストアで簡単に手に入るようになっているにも関わらず。
性に関する教育の管轄は文部科学省であり、文部科学省は全くこの分野に踏み込む気がないため、性教育の普及は進まないままです。
せめて家の中で、正しい性の知識を子供に教えてなければならないと危機感を感じています。
緊急避妊薬、避妊に関する記事はこちら↓
おうち性教育はじめます
我が家ではこちらの本を参考にし、子どもが4年生以上になったら、必要時に説明したいと思っています。
漫画で描いてあり、具体的すぎず(生々しくない)、大切な事を子どもにわかりやすく書いてあります。
ただ、避妊法など知識不足の面もあるので、その点は少しずつ時が来たら伝えていきたいと思います。
最後に
だらだらと他分野にわたり長くなってしまいましたが、大人になってから、自分がもっと早く知っておきたかったと思った知識をまとめてみました。
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